東京の〝現在〟と〝未来〟を守る 都議会公明党の施策2

東京都議会議員/都議会公明党幹事長
東村くにひろ

 東京都議会議員選挙にむけて「都議会公明党」が掲げる政策や実績について、月刊誌『第三文明』7月号に掲載された東村くにひろ都議会議員(都議会公明党幹事長)のインタビューを掲載いたします。

 東京都議会議員選挙に向けて、都議会公明党では重点政策「家計応援計画」を掲げています。この政策は物価高騰に直面する都民の皆さまに安心と希望をお届けすべく、4つの柱から成っています。

 第1の柱、物価高に「負けない」東京へ――では、「アフォーダブル住宅の供給」「シルバーパスの値下げ」「都公式アプリでのポイントの付与」などを実施します。
 第2の柱、現役世帯の「所得が増える」東京へ――では、今後5年間で平均年収を200万円引き上げるための賃上げとセットで中小企業支援の取り組みを行います。
 第3の柱、「安全・安心」な東京へーでは、防犯機器の購入費助成や豪雨災害への備えを進めていきます。
 第4の柱、教育負担が「かからない」東京へ――では、子育てにお金がかからない「子どもベーシックサービス」の導入を目指します。

 そして今回、この計画に新たな政策を追加することにしました。それが「ポイント付与のアップ」と、公共交通の「学生パスの導入」です。

 まずポイント付与のアップですが、先述したように今秋、都の公式アプリを活用し、15歳以上のすべての都民に7000円分のポイントを付与する予定です。しかし、物価高騰はとどまることを知らず、都民の皆さまの暮らし向きは厳しさを増しています。そうした中で、2024年度の都の確定税収が増え、決算剰余金も増える見込みとなりました。そこで公明党として、付与ポイントを7000円分から1万円分に拡充することを都に提案します。

 続く「学生パスの導入」は、小学生から大学生までを対象に、路線バスなどの公共交通機関に低額で乗車できるものです。実は、この取り組みも現場の声から生まれました。
 街頭演説で出会った学生から、「半年の通学定期代が約9万円もかかって生活が大変だ」との声が寄せられたのです。聞けば通学費を節約するために、自転車で通う学生もいるとのこと。私自身もかつて自転車で大学に通った経験があり、その大変さは身に染みています。
 この点、学生パスの導入は家計支援につながるのみならず、自転車事故の減少など生徒や学生の皆さんの安全にも資する取り組みだと考えます。財源の問題など乗り越えるべきハードルは決して低くありませんが、党を挙げて実現を目指します。

 ありがたいことに一連の家計応援計画、とりわけ年収200万円アップには、都民の皆さまから高い関心をお寄せいただいています。
 例えば、年金は物価変動率や賃金変動率により支給額の見直しが図られます。つまり、現役世代の年収が上がれば、年金額も上がることになるのです。こうした価値に着目し、政策に共感してくださる方が多いことは、私たちにとっても大きな喜びです。都議会公明党は、こうした都民の皆さまのご期待を裏切らぬよう一丸となって政策を実現していきます。

<月刊誌『第三文明』2025年7月号より転載(WEB向けに一部再編集しています)>

「特集 未来につながる政治」:
①大衆福祉を貫く公明党への期待(日本大学教授 末冨芳)
②東京の〝現在〟と〝未来〟を守る 都議会公明党の施策1(ライター 松田明)
③東京の〝現在〟と〝未来〟を守る 都議会公明党の施策2(東京都議会議員/都議会公明党幹事長 東村くにひろ)

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