第111回 正修止観章 71
[3]「2. 広く解す」69
(11)病患境③
(2)別釈③
③「治病の方法を明かす」
この段は、「治法の宜対不同を明かす」と「正しく治を用うるの不同を明かす」の二段に分かれている。 続きを読む
(2)別釈③
③「治病の方法を明かす」
この段は、「治法の宜対不同を明かす」と「正しく治を用うるの不同を明かす」の二段に分かれている。 続きを読む
(2)別釈①
別釈は、「病を観ずるに五と為す。一に病の相を明かし、二に病の起こる因縁、三に治法を明かし、四に損益(そんやく)、五に止観を明かす」(第三文明選書『摩訶止観』(Ⅲ)、近刊、頁未定。大正46、106b13~14)とあるように、五段に分かれる。順に紹介する。 続きを読む
(2)別釈③
④「止観を修するを明かす」(2)
「煩悩境」の段の別釈は四段に分かれているが、その第四段は「止観を修す」であり、この段はさらに「正しく十乗を明かす」と「異名を会す」に分かれる。今回は「異名を会す」段について紹介する。この段はさらに「煩悩即涅槃の三十六句」、「諸法般若の三十六句」、「四身の三十六句」の三段に分かれる。ここでは、「煩悩即涅槃の三十六句」についてのみ簡潔に紹介する。 続きを読む
(2)別釈③
④「止観を修するを明かす」(1)
この段は、「正しく十乗を明かす」と「異名を会す」に分かれる。前者はさらに「観不思議境」と「後の九乗を明かす」、「挙喩結示」の三段に分かれる。後者はさらに「煩悩即涅槃の三十六句」、「諸法般若の三十六句」、「四身の三十六句」の三段に分かれる。順に紹介する。 続きを読む
(2)別釈②
②「煩悩の起こる因縁を明かす」
この段では、煩悩が生起する原因を三種取りあげている。一方、煩悩が生起する様相には四種があり、深いが鋭くないこと、鋭いが深くないこと、深くもあり鋭くもあること、深くもなく鋭くもないことである。この第四の深くもなく鋭くもない様相は、通常の果報(五陰)の惑の様相の所属であり、ここの煩悩境で扱うものではないといわれる。第三の場合(深くもあり鋭くもあること)は、煩悩が生起し動くのが普通と異なり、煩悩境の煩悩が生じる様相に所属する。「深い」というのは、煩悩が生じるとき、深く重大であり禁止することができず、あらゆる境についていよいよ増大し、遮り制止することがないことをいう。「鋭い」というのは、しばしば起こり、起こるといつも深く重大であることをいう。第二の鋭いが深くないこと、第四の深いが鋭く【利】ないことについては、これに準拠すればわかるであろうといわれる。 続きを読む