EMなどのニセ科学とどう向き合うか

サイエンスライター
片瀬久美子

効果がはっきりしないEM

 東電福島第1原発の事故以来、放射線対策として、「EM(菌)」を利用する動きがあります。
 EMとは、Effective Microorganisms(有用微生物群)の略称です。はじめは土壌改良を目的とした微生物資材として作られ、1980年代の初めに琉球大学農学部の比嘉照夫教授(当時)によって、農業用資材として本格的に開発されたものです。 続きを読む

Web第三文明「書評」ページ更新

Web第三文明「書評」ページ更新しました。年末年始のオススメ本を3冊をご紹介します。
Web第三文明・書評ページ

(1)『バカだけど社会のことを考えてみた』(雨宮処凛著)
(2)『ネット選挙とデジタル・デモクラシー』(西田亮介著)
(3)『アーティストになれる人、なれない人』(宮島達男編)

シリーズ 震災からの歩み<2> 東北を日本の先進地に――被災地の声を聞き、見えてきた未来へのヒント

東北学院大学准教授
金菱 清

 東日本大震災直後から、緻密なフィールドワークを続け、被災地の声を聞いてきた金菱清さん。そこから見えてきたものとは何か。

560頁、50万字に及ぶ被災者71人の言葉

 今から18年前の1995年、私は阪神・淡路大震災を経験しましたが、そのときの報道にとても疑問を持っていました。阪神高速道路やビルの倒壊、火災被害が甚大だった神戸市長田区の様子を鳥瞰するような視点ばかりだったことにものすごく違和感を感じていたのです。 続きを読む

シリーズ 震災からの歩み<1> 人間と震災遺構――津波と共に生きる

東北大学大学院工学研究科教授
五十嵐太郎

 東日本大震災から2年あまり。がれき撤去は進み、被災した建物の多くは姿を消しつつある。そのなかで、「震災遺構」として被災建物を保存すべきだとの議論がある。人間にとって被災建物はどんな意味をもつのか。 続きを読む

<今から英語を始めよう>② 東京オリンピックで日本人の「優しさ」や「温かさ」を英語で伝えてほしい

英語講師
ブレンダン・ウィムセット

ストーリーを知っている映画を見つける

 日本の学生は、中学、高校、大学と10年近くも英語を学びます。その中の何割の人が英語を話し理解できるようになるのでしょうか。 続きを読む