諸宗教との対話は不可欠
――前回(第6回)は、広宣流布の運動を推進していく上で「私たちはどのような社会をめざしていくのか」という具体的なビジョンが必要ではないかという話でした。引き続き、このテーマを考えていきたいと思います。
青山樹人 前回、広宣流布といっても、他の宗教を淘汰して一色に染めていくようなものではないということを、池田先生の著作をもとに確認し合いました。
この他宗教との関係について、もう少し考えていきたいと思います。あくまで頭の体操と思って、ひとつの思索の参考に聞いてください。
この4月にローマ・カトリックの教皇フランシスコが逝去され、5月に新しく教皇レオ14世が選出されましたね。
教皇は12億人とも13億人とも言われる信徒を擁するローマ・カトリック教会の最高位の司教であり、同時にバチカン市国の国家元首でもあります。 続きを読む