東日本大震災から9年以上が経過した。被災地では復旧・復興が進み、東北の太平洋沿岸には「新しい街」が相次ぎ誕生している。だが一方で、あの日の出来事は日々に後景へと引き、記憶の風化が懸念されている。〝次なる災害〟に向け、私たちは「千年に一度の大災害」に何を学び、その経験や教訓をどう生かしていくべきか。シリーズ「『防災・減災社会』構築への視点」と題し、発災10年目を迎えた被災の現場から考える。第1回は産学官民一体で取り組む「3・11伝承ロード」構想から。 続きを読む
東日本大震災から9年以上が経過した。被災地では復旧・復興が進み、東北の太平洋沿岸には「新しい街」が相次ぎ誕生している。だが一方で、あの日の出来事は日々に後景へと引き、記憶の風化が懸念されている。〝次なる災害〟に向け、私たちは「千年に一度の大災害」に何を学び、その経験や教訓をどう生かしていくべきか。シリーズ「『防災・減災社会』構築への視点」と題し、発災10年目を迎えた被災の現場から考える。第1回は産学官民一体で取り組む「3・11伝承ロード」構想から。 続きを読む
この記事は『新版 宗教はだれのものか 三代会長が開いた世界宗教への道』(青山樹人著/鳳書院)の発売にともない「非公開」となりました。
新たに「三代会長が開いた世界宗教への道(全5回)」が「公開」となります。
「三代会長が開いた世界宗教への道」(全5回):
第1回 日蓮仏法の精神を受け継ぐ(4月26日公開)
第2回 嵐のなかで世界への対話を開始(5月2日公開)
第3回 第1次宗門事件の謀略(5月5日公開)
第4回 法主が主導した第2次宗門事件(5月7日公開)
第5回 世界宗教へと飛翔する創価学会(5月9日公開)
WEB第三文明の連載が書籍化!
『新版 宗教はだれのものか 三代会長が開いた世界宗教への道』
青山樹人価格 1,320円/鳳書院/2022年5月2日発売
→Amazon
→セブンnet
第三文明社 公式ページ
木下晋を知ったのはNHKの特集番組だった。パーキンソン病に冒された老妻を鉛筆で描きながら、
人が壊れていくと、ひび割れた隙間から、魂が見えてくる
と呟いていた。それは、僕にとって深く印象に残る言葉だった。
本屋をパトロールしていたら、木下晋の自伝があった。迷うことなく、レジへ持って行った。帰って読んでみると、期待にたがわずおもしろかった。まず、画家の半生がひとつの作品になっている。
木下は、1947年に富山で生まれた。父はとび職で、母は知的障害があって、何度も家出して各地を放浪した。極貧の家庭に生まれた彼は、
ただ生き抜くため、画家としての人生を選んだ
。 続きを読む
旧民進党から〝ケンカ別れ〟した立憲民主党と国民民主党。
昨年(2019年)、再結集をめざしたものの主導権争いで迷走。政党合併の話はついにまとまらず「共同会派」という名目で落ち着いた。
立憲民主と国民民主、衆院会派「社会保障を立て直す国民会議」(社保)、社会民主の4党派による衆院の新会派「立憲民主・国民・社保・無所属フォーラム」(略称は「立国社」)である。
ところが今年の3月以降、コロナ関連で大阪府知事のメディア露出が増えると、日本維新の会の支持率が増加。「立国社」の各党は相変わらずの低迷が続いた。
そもそも2009年に当時の民主党が政権を取ったあと、彼らはいったい何度、別れたりくっついたりを繰り返してきただろう。 続きを読む
第86回で、若松英輔の詩論『詩と出会う 詩と生きる』を取り上げた。今回は、彼が書いた詩を読んでみたい。
若松は、きちんと詩を読めるようになるには、自分が実作しなければならないという。 上手な詩を書こうとおもわないでいい。そういう気負いを捨ててしまえば、思いのほか気楽に詩を書くことができる――そう読者に呼びかける。
若松の第三詩集『燃える水滴』が手元にある。ページを繰って読んでみると、実にすらすらと読める。ほとんど引っかかるところがない。これは現在の詩のトレンドである「現代詩」と呼ばれる詩たちとは、対極にあるようにおもえる。 続きを読む