「想定を上回る逆風」
4月25日に投開票された3つの国政選挙は、いずれも野党系候補が当選した。
まず、元農水相(自民党を離党)が在宅起訴された衆議院・北海道2区の補選では、自民党が候補擁立を見送り。野党統一候補(国民、社民、共産道委員会推薦)となった立憲民主党の元職が、維新の候補らを破って当選した。
立憲民主党の参議院幹事長だった羽田雄一郎氏の急死に伴う参議院長野補選では、立憲民主党が羽田氏の実弟を擁立(共産、国民民主、社民推薦)。事実上の「弔い合戦」となり、自民党の候補(公明推薦)を破って当選した。
公職選挙法違反で有罪が確定した河井案里氏の当選無効による参議院広島再選挙では、「政治とカネ」をめぐる有権者の憤りと不信感が根強く、諸派「結集ひろしま」新顔の元キャスター(立憲、国民、社民推薦)が自民党の新人(公明推薦)を破って当選している。 続きを読む