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沖縄伝統空手のいま~世界に飛翔したカラテの源流
第16回 第1回沖縄空手国際大会レポート

ジャーナリスト
柳原滋雄

オリンピック空手との差別化

 沖縄県の翁長雄志知事(2018年8月8日に逝去)が大会実行委員長をつとめた「第1回沖縄空手国際大会」が、今年(2018年)8月2日から5日までの4日間、那覇市と豊見城市で開催された。
 沖縄空手の伝統型の演武を競技対象とするもので、海外から560人以上の選手を迎え、日本国内650人(うち沖縄県内が470人)と合わせて1200人を超える過去最大規模の大会となった。
「第1回」と銘打たれているものの、過去にも似たような大会は県の主催で何度か開催されている。今回は県に加え、県内主要空手4団体を束ねる「沖縄伝統空手道振興会」が名を連ね、さらに特筆すべきことは、流派別に分かれて開催されたことだ。 続きを読む

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連載エッセー「本の楽園」 第55回 老年の力

作家
村上政彦

 このところお年寄りが元気だ。文学・芸術の領域では、80歳になっても現役で働いている人が少なくない。もちろんそれは、医学の発達や人々の健康への意識が向上していることと無関係ではない。ただ、クリエイティブな仕事が長命と関係しているのではないか、と横尾忠則は考えた。
 そこで80歳を超えたその道の大家らにインタビューを申し込み、3年がかりで対談集としてまとめたのが本書だ。 続きを読む

20180816

先鋭化していく立憲民主党――通常国会後は支持率も下落

ライター
松田 明

野党3党首会談

 メディアの視線が自民党総裁選の行方に注がれる一方で、野党は相変わらず不甲斐ない迷走を続けている。
 さる7月31日の夜、立憲民主党の枝野幸男代表、自由党の小沢一郎代表、社民党の又吉征治党首が、都内で会合を開いた。

 この中では、先の通常国会では、野党第1党の立憲民主党と野党第2党の国民民主党が国会対応で足並みが一致せず、政府・与党を利するところがあったという認識で一致しました。(NHK政治マガジン/7月31日)

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沖縄伝統空手のいま~世界に飛翔したカラテの源流
第15回 日本初の流派・剛柔流(下)

ジャーナリスト
柳原滋雄

宮城長順の孫弟子たち

海外に30万人以上の弟子をもつ東恩納盛男さんは今も一人稽古を欠かさない

海外に30万人以上の弟子をもつ東恩納盛男さんは今も一人稽古を欠かさない

 現在の沖縄剛柔流を引っ張るのは、流祖である宮城長順の「孫弟子」に当たる世代である。比嘉世幸、八木明徳、宮里栄一らの直弟子たちになる。
 国際沖縄剛柔流空手道連盟の最高師範・東恩納盛男(ひがおんな・もりお 1938-)は、海外65ヵ国に30万人以上の弟子をもつ、沖縄剛柔流の顔ともいえる存在だ。 続きを読む

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連載エッセー「本の楽園」 第54回 生きるための芸術

作家
村上政彦

 自分でもどういう具合かよく分からないのだが、読んでいないのに気になる本がある。表題に惹かれているのはもちろんなのだけれど、それだけではない。何か、自分にとって大切なことが書かれているようにおもえるのだ。
 匂いといってもいいのかも知れない。頭の片隅にあって、ときどきふと思い出して、そうだ、読まなければ、とおもう。あるときは数カ月、ときには何年も、そういう状態の続くことがある。
 だったら、早く読めばいいのだが、貧乏暇なしで、ほかに読まなければいけない本もあり、書かなければいけない原稿もあり、会わなければいけない人もいて、なかなか手に取ることができない。 続きを読む