特集㉚ 正本堂を破壊した日顕――先師の事績を消し去る

ライター
青山樹人

豪邸を買い漁る日顕夫妻

 池田SGI会長を罷免した直後、宗内には「粥をすすっても」などと言いながら、自分は目黒区八雲にプール付き豪邸を計画していたことが露見した日顕。
 今度は八雲からほど近い世田谷区中町の等々力渓谷沿いの一等地に、敷地面積80坪、時価6億3000万円の屋敷を買い入れ、ジェットバスを備えるなどおよそ2億円の改修費をかけて事実上の自邸としたことが発覚した。
 しかも、宗内にも秘密裏にするため、登記に購入者の名前が出ないように第三者への融資を通して不動産を手に入れる〝覆面買い〟であったことを、写真週刊誌などで報道されたのだ。 続きを読む

特集㉙ 法主・日顕の〝素顔〟――常軌を逸した遊蕩三昧

ライター
青山樹人

月刊誌へのデタラメ手記

 1992年早々、『文藝春秋』(2月号)に日顕の〝手記〟なる文章が掲載された。
 文藝春秋は「日顕はニセ法主」だとする山崎正友の告発記事をたびたび報じてきた出版社である。そこに、ためらいもなく日顕が手記を寄せた。入れ知恵と手引きをしたのは、おそらく山崎正友であろう。
 日顕の寄稿は、「創価学会員に告ぐ」という居丈高なタイトルで、しかも内容は、世間を欺くウソの羅列であった。 続きを読む

連載エッセー「本の楽園」 第113回 僕らが向かう先は――

作家
村上政彦

 知人の精神科医と話をしていたら、新型コロナウイルスが話題になって、彼は、この4、5年は、いまのような状態が続くだろう、もし、ワクチンが世界的なパンデミックを鎮静化させても、僕らは、新型コロナウイルスが現れる前と同じ生活に戻ることはできないだろう、と言っていた。
 僕は、彼の言い分を聴きながら、これから僕らはどこへ向かえばいいのかを考えていた。そのとき、手に取ったのが、見田宗介(みた・むねすけ)の『現代社会はどこに向かうか』だった。この本が書かれたのは、2018年だから、まだ新型コロナウイルスの影もない。しかし彼の思索は、厄介なウイルスと一緒に生きなければならない僕らにとっても、とても役に立つと思う。 続きを読む

「生理の貧困」打開へ――女性の声受けとめた公明党

ライター
松田明

5人に1人が困難抱える

 東京都品川区立の小中学校で、この4月から女子トイレに無償の生理用品の設置がはじまった。
 これは防災備蓄用品のひとつとして区が保管していたもののうち、交換期限が近づいているものを有効活用したもの。
 世界的にも〝生理の貧困〟への啓蒙と取り組みがはじまっているなか、3月18日に公明党の伊藤こういち都議と品川区の公明党女性区議たちが品川区の濱野健(はまの・たけし)区長に申し入れしたことがきっかけだった(「コレカラしながわイノベーション」3月19日のツイート)。
 この品川区の取り組みは各メディアでも大きく報道された。 続きを読む

芥川賞を読む 第3回 『村の名前』辻原登著

文筆家
水上修一

現実空間と異空間が混じり合う不思議な感覚

辻原登著/第103回芥川賞受賞作(1990年上半期)

桃源郷を彷彿とさせる〝村の名前〟

 第103回の芥川賞は、辻原登さんの『村の名前』が受賞した。168枚。辻原さんは、22歳の時に本名(村上博)で文藝賞の佳作を受賞したが、その後はいったん会社勤めに。40歳のときに再度小説を書き始め、44歳で芥川賞受賞となった。
 47歳で会社を退職し、以降は執筆に専念し、読売文学賞、谷崎潤一郎賞、川端康成文学賞、大佛次郎賞、毎日芸術賞、司馬遼太郎賞など、実に多くの文学賞を受賞している。
『村の名前』の舞台となっているのは、中国の「桃源県桃花源村」という村。まさに、陶淵明(とうえんめい 365-427年 中国の文学者)の小説から生まれた桃源郷を彷彿とさせる〝村の名前〟だ。 続きを読む