国連」タグアーカイブ

「SGI提言」を読む――世界には青年の数だけの希望がある

ライター
青山樹人

世界に比類のない提言

 1月26日の「SGIの日」に寄せて、池田大作SGI(創価学会インタナショナル)会長の「記念提言」が今年(2017年)も発表された。
 1983年以来、毎年発表されてきた「SGI提言」は、各国の有識者に読まれ、とりわけ国連のリーダーたちから高い評価と共感をもって迎えられている。
 SGI会長は、人類が直面する困難な諸課題を正面から見据えつつ、常に国連中心主義を世界の国々と民衆に呼びかけ、取り組むべき行動をきわめて具体的に示し続けてきた。 続きを読む

平和安全法制は、国民を守り、国際平和支援で世界に貢献

静岡県立大学グローバル地域センター特任教授/軍事アナリスト
小川和久

安全保障関連法の意義と今後の展望について静岡県立大学グローバル地域センター特任教授で軍事アナリストの小川和久氏に話を聞いた。 続きを読む

書評『陸前高田から世界を変えていく 元国連職員が伝える3.11』

ライター
松田明

街そのものが消えた陸前高田

 陸前高田市は岩手県の東南端の街。太平洋に向かって広田湾が開け、隣は宮城県気仙沼市になる。山間から流れる気仙川が森の養分を広田湾に注ぎ、極上の牡蠣やワカメを育てている。
 だが、あの東日本大震災では高さ10メートルを超す大津波が市街地に襲いかかった。「日本百景」だった高田松原の7万本の防潮林は1本だけを残して壊滅。一部4階建ての市役所も屋上までのみ込まれ、111人の職員が帰らぬ人となった。 続きを読む

日本ができる国際貢献のあり方とは

東京外国語大学教授
伊勢﨑賢治

 国際的にみて、集団的自衛権はどのような位置づけなのだろうか。国際情勢に詳しい、伊勢﨑賢治氏に話を聞いた。

薄い日本の存在感

 日本で憲法9条がなくなろうと、集団的自衛権行使が容認されようと、国際情勢には影響はないでしょう。それほど日本の存在感はなくなっているのです。 続きを読む

1人ひとりの粘り強い対話が平和の万波を呼び起こす

現代美術・映像作家/芸術平和学研究者
田中 勝

人類は核なき世界を実現できるか。芸術平和学を研究する田中氏に聞いた。

原爆製造の地で平和展を開催

 若いころから「自分だけにしか表現できない作品をつくりたい」と願っていた私は、28歳のとき、サンフランシスコの「国際美術展」へ出展する機会に恵まれました。会場でスピーチを求められた私は、父の被爆体験を語りました。
 スピーチを終えると、1人の女性が涙を流しながら駆け寄ってきたのです。 続きを読む