国際社会」タグアーカイブ

日本ができる国際貢献のあり方とは

東京外国語大学教授
伊勢﨑賢治

 国際的にみて、集団的自衛権はどのような位置づけなのだろうか。国際情勢に詳しい、伊勢﨑賢治氏に話を聞いた。

薄い日本の存在感

 日本で憲法9条がなくなろうと、集団的自衛権行使が容認されようと、国際情勢には影響はないでしょう。それほど日本の存在感はなくなっているのです。 続きを読む

日本が果たす人権外交の道

国際NGOヒューマン・ライツ・ウォッチ日本代表/弁護士
土井香苗

1人ひとりが声をあげて世界の人権を守りたい。

日本の人権外交のポテンシャル

 現在、私たちの「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」では、紛争下でも子どもが安全に教育を受けることができるようにするため、「学校に軍隊はいらない!」キャンペーンを推進しています。 続きを読む

新しい「生きるモデル」の構築を急げ!

北海道大学大学院教授
山口二郎

自民党安倍新政権がスタート。希望ある未来構築のために必要な新政権の課題とは何か。

アベノミクスに、浮かれてはいけない

 今の政権運営を見ていると、前回の安倍政権の失敗からかなり学習して慎重な政権運営をしていることを感じます。つまり、野党時代の主張と政権奪取後の言動にいい意味での開きがある。たとえば、安全保障問題や歴史認識の問題などについては、安倍首相本来の持論からはかなりトーンダウンしているわけで、そこには、近隣諸国や国民に余計な心配をかけまいとする現実的な配慮があります。これは評価に値します。
 ただ、期待感が高まっているアベノミクスについては多少疑問を持っています。 続きを読む