関西工学専修学校(1922年創設)を前身とし、本年で創立101年となる常翔学園中学校・高等学校(大阪市旭区)。自ら問いを立てて答える探求学習やキャリア教育など、画期的な先進教育の実践校として注目を集める学校だ。
さる2月18日、常翔学園中学校で「模擬選挙」が実施された。主要国政政党から本物の国会議員たちに集まってもらって各党がプレゼンをし、さらに生徒とのディスカッションや質疑応答を経て、自分がよいと思った政党に生徒が「投票」するというもの。本年で4回目になる。
今、各地の学校現場では「主権者教育」が始まっており、こうした模擬投票を実施する学校も少なくない。
今年は、自民党、公明党、立憲民主党、日本維新の会、日本共産党、国民民主党、れいわ新選組、NHKから国民を守る党の8党から現職の国会議員が参加。各党とも主要な議員が顔をそろえ、国民民主党は党首の玉木雄一郎代表が出席した。
中学校での模擬投票とはいえ、決して〝お遊び〟ではない〝ガチ〟の政策バトルなのだ。8人の議員は15分ずつ、それぞれの政党のマニフェストや綱領を述べ、どのような政策を進めていきたいかを訴えた。 続きを読む
