ワクチン接種1億回突破――デマや陰謀論には警戒を

ライター
松田 明

有効性が高いワクチン接種

 河野太郎・行革相は8月10日の閣議後記者会見で、日本国内での新型コロナウイルスのワクチン接種が1億回を超えたことを発表した。
 このうち、65歳以上の高齢者では、1回目の接種を終えた人が3120万8726人で高齢者人口の87.9%。2回目まで終えた人は2944万1332人で83.0%にまで達した(8月11日時点)。
※「首相官邸ホームページ」ワクチン総接種回数・内訳
 日本のワクチン接種回数は、フランス、イギリス、ドイツを抜いて世界全体でも5位にまで上昇。日本より多いのは中国、インド、米国、ブラジルで、いずれも日本よりはるかに人口が多い国だ。 続きを読む

特集㊳ 歴史に特筆されるペンの闘争――人間革命の宗教を実証

ライター
青山樹人

 この記事は『新版 宗教はだれのものか 三代会長が開いた世界宗教への道』(青山樹人著/鳳書院)の発売にともない「非公開」となりました。
 新たに「三代会長が開いた世界宗教への道(全5回)」が「公開」となります。

「三代会長が開いた世界宗教への道」(全5回):
 第1回 日蓮仏法の精神を受け継ぐ(4月26日公開)
 第2回 嵐のなかで世界への対話を開始(5月2日公開)
 第3回 第1次宗門事件の謀略(5月5日公開)
 第4回 法主が主導した第2次宗門事件(5月7日公開)
 第5回 世界宗教へと飛翔する創価学会(5月9日公開)

WEB第三文明の連載が書籍化!
『新版 宗教はだれのものか 三代会長が開いた世界宗教への道』
青山樹人

価格 1,320円/鳳書院/2022年5月2日発売
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立憲民主党の憂鬱――成熟しない野党第一党

ライター
松田 明

党内からリークされた異常な発言

 さる7月28日、立憲民主党の本多平直衆院議員が大島理森衆院議長宛てに議員辞職願を提出し受理された。
 この前日、同氏は立憲民主党からの離党と議員辞職を表明していた。
 問題となったのは、5月に立憲民主党内でおこなわれた党性犯罪刑法改正ワーキングチーム会合での同氏の発言。
 若年の未成年が親族や知人などから性被害に遭った際、現行の法制度では被害者が12歳以下であれば「同意能力」がないとされ強制性交等罪・強制わいせつ罪などに問われる。
 しかし、13歳になると「被害者の反抗を著しく困難にさせる程度の暴行・脅迫」がないかぎり、これらの罪状の成立が困難になる。
 実際には加害者が実父など近親者で、拒絶することが困難であったり、被害者側が起きている事態を理解できなかったケースがある。
 諸外国での動きもあり、昨年から法務省でも「性犯罪に関する刑事法検討会」をひらいて専門家らの意見をまとめていた。 続きを読む

長嶺将真物語~沖縄空手の興亡 第15回(最終回) 空手の原点とは

ジャーナリスト
柳原滋雄

ハワイで行った平和講演

 1995年7月、笹川良一が96歳で死去。長嶺が「空手の琉球処分」(第11回第12回参照)に巻き込まれる原因をつくった人物の死は、沖縄空手にとって一つの時代を象徴する出来事だった。
 8月には、2年後に沖縄で初めて行なわれる空手の世界大会「沖縄空手・古武道世界大会」の「プレ大会」が開催された。組手の試合で南アフリカの選手が不幸にも死亡する事故が発生した。長嶺は9月15日付の琉球新報に「沖縄空手・古武道プレ大会事故に思う」と題する文章を掲載している。
 翌96年、沖縄県空手道連合会はアトランタオリンピックの公式行事として渡米し、仲里周五郎(なかざと・しゅうごろう 1920-2016)を中心に演武を行っている。さらにこの年の10月には最後の開催となった第8回「武芸祭」が開催された。
 また12月には、長嶺はハワイの超禅寺から招かれて、「沖縄の空手と世界平和」と題する講演を行っている。 続きを読む

宗教攻撃を始めた日本共産党――憲法を踏みにじる暴挙

ライター
松田 明

「創価学会攻撃のシグナル」

 共産主義社会をめざす「革命政党」である日本共産党。
 1946年8月24日、日本国憲法の草案を国会で採決した際、政党として唯一これに〝反対〟したのが日本共産党だ。
 天皇制も含め、日本国憲法の全体をとりあえず容認したのは2004年のこと。
 しかし、現在もなお日本国憲法とは異なる「共産主義の社会」をめざすことを党綱領に掲げ、その革命が平和的になるか暴力的になるかは〝敵の出方次第〟という立場を否定しない。
 だからこそ民主党政権時代も含めて、公安調査庁は同党をオウム真理教や過激派と並ぶ「破壊活動防止法に基づく調査対象団体」としている。 続きを読む