コラム」カテゴリーアーカイブ

【コラム】早急に求められる脱法ハーブの規制拡充

ライター
佐山 要

脱法ドラッグは大きな社会問題

 東京都内の路上でスポーツカーが暴走していた。6台の車両に衝突して5人に怪我を負わせ、縁石にぶつかって止まった。運転手はアクセルを踏んだ状態で意識を失っていた。負傷者の怪我の程度は軽かったが、大きな惨事につながりかねない事故だった。後に運転手は警察の聴取に、運転前に「脱法ハーブを吸った」と供述した。 続きを読む

【コラム】全国にヘルプカードの普及を

ライター
佐山 要

 アメリカのある地方都市。中学生になった少年トレバーは、社会科の授業で、教師のシモネットから課題を示される。「世界を変えるアイデアを考えて、行動を起こそう」と。
 トレバーのアイデアはこうだ。まず自分が3人に親切にする。その3人が、それぞれ3人を助ける。その3人がまた3人ずつを――と善意の輪を広げていく。 続きを読む

【コラム】発達障害へのさらなる支援と理解を

ライター
佐山 要

発明王の才能を伸ばした母

 電灯、電話、ラジオ、映画、電気の発送電の仕組みなどがない暮らしは想像できない。そしてこれらの発明にひとりの人物が、かかわっていたことに思いを至すと、改めて人間の持つ可能性に心が躍る。その人物とは、トーマス・エジソンだ。 続きを読む

【コラム】母親の孤立を防ぐ地域社会のネットワーク

ライター
佐山 要

子どもを守り育む地域社会

 子どもが登場する文学の名作に『二十四の瞳』がある。昭和初期の小豆島を舞台にして、分教場に赴任した若い「おなご先生」と12人の小さな教え子との交流を描いた物語だ。
 読みどころは、1年生の子どもたちが、足を骨折して実家で療養している「おなご先生」を訪ねて行く場面。恩師の顔を見たさに、見知らぬ遠い道を泣きながら歩く子どもたちのいじらしさが涙を誘う。 続きを読む

【コラム】子ども・若者が運転する自転車の事故が急増――ルールを守ってゆとりある運転を

ライター
佐山 要

19世紀末につくられた自転車の原型

 自転車の起源には諸説あるようだ。ただ、空気入りのタイヤを装着し、ペダルを踏んでチェーンで駆動する現在の原型が作られたのは、19世紀も末のヨーロッパのことらしい。当時、自転車に乗るのが、どういうことだったのか、1898年に発表されたチェーホフの短篇『箱に入った男』は、その雰囲気を伝える。 続きを読む