コラム」カテゴリーアーカイブ

特集⑭ 「七つの鐘」終了の年――隆盛で迎えた目標の佳節

ライター
青山樹人

 この記事は『新版 宗教はだれのものか 三代会長が開いた世界宗教への道』(青山樹人著/鳳書院)の発売にともない「非公開」となりました。
 新たに「三代会長が開いた世界宗教への道(全5回)」が「公開」となります。

「三代会長が開いた世界宗教への道」(全5回):
 第1回 日蓮仏法の精神を受け継ぐ(4月26日公開)
 第2回 嵐のなかで世界への対話を開始(5月2日公開)
 第3回 第1次宗門事件の謀略(5月5日公開)
 第4回 法主が主導した第2次宗門事件(5月7日公開)
 第5回 世界宗教へと飛翔する創価学会(5月9日公開)

WEB第三文明の連載が書籍化!
『新版 宗教はだれのものか 三代会長が開いた世界宗教への道』
青山樹人

価格 1,320円/鳳書院/2022年5月2日発売
→Amazon
→セブンnet
第三文明社 公式ページ
 

書評『歪んだ正義』――誰もがテロリストになり得る

ライター
本房 歩

「普通の人」がテロを起こす

 話題の書籍である。まず、著者の略歴と本書が生まれた経緯を簡単に紹介しておこう。
 著者の大治朋子氏は1989年に毎日新聞入社。東京本社社会部を経て2006年秋から4年間ワシントン特派員。2013年春からエルサレム特派員をつとめ、2019年秋に東京に戻って編集委員となった。
 社会部時代には調査報道で2度の「新聞協会賞」と、「ボーン・上田記念国際記者賞」を受賞している。
 この間、2017年夏から2年間休職して、イスラエルの大学院でテロリズムに関する研究生活を送り、テルアビブ大学大学院(危機・トラウマ学)を首席で修了した。
 治安当局にもマークされていない「普通の人」が、一匹狼(ローンウルフ)的にテロを起こすことは、世界的にも近年増加している。
 そこで「普通の人」がどのようなプロセスを経て過激化するのか、その「地図」を用意して共有しようと考えたのが本書執筆の動機であったという。 続きを読む

連載エッセー「本の楽園」 第102回 ミンジュン・アート

作家
村上政彦

 韓国でもっとも有名なアートは何だろうか?
 僕は韓国・ソウルの在韓日本大使館の前に据えられた「少女像」だとおもう。韓国人はもちろん、日本人の多くが知っている。その姿は、欧米にも伝わった。
 このようなアートを、韓国では、民衆美術(ミンジュン・アート)と呼んでいる。それは――

一九八〇年代、韓国の反独裁民主化運動と呼応して生まれた美術運動であり、独裁政権の継続および急速な産業化・社会構造の変化によって顕在化した政治的抑圧と社会的矛盾を、「歴史の主体は民衆である」という立場から表現しようとしたリアリズム美術(『韓国の民衆芸術』より)

 つまり、民衆美術とは、極めて政治と関わりの深いアートなのだ。そのせいか、韓国国内でも長くアートとしては冷遇されてきた。正当に評価をされるようになったのは、1990年代になって民主政権が誕生してからだという。 続きを読む

特集⑬ 嵐のなかで生まれた学会歌――創価桜の道をひらけ!

ライター
青山樹人

 この記事は『新版 宗教はだれのものか 三代会長が開いた世界宗教への道』(青山樹人著/鳳書院)の発売にともない「非公開」となりました。
 新たに「三代会長が開いた世界宗教への道(全5回)」が「公開」となります。

「三代会長が開いた世界宗教への道」(全5回):
 第1回 日蓮仏法の精神を受け継ぐ(4月26日公開)
 第2回 嵐のなかで世界への対話を開始(5月2日公開)
 第3回 第1次宗門事件の謀略(5月5日公開)
 第4回 法主が主導した第2次宗門事件(5月7日公開)
 第5回 世界宗教へと飛翔する創価学会(5月9日公開)

WEB第三文明の連載が書籍化!
『新版 宗教はだれのものか 三代会長が開いた世界宗教への道』
青山樹人

価格 1,320円/鳳書院/2022年5月2日発売
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核兵器禁止条約が発効へ――日本は「真の橋渡し」役を

ライター
松田 明

市民社会の努力を称える

 国連創設75周年の「国連デー」である10月24日、グテーレス事務総長は報道官声明を発表し、「核兵器禁止条約」の批准国が発効に必要な50に達したことを明らかにした。
 このなかで事務総長は、核兵器廃絶のため批准した国々に敬意を表し、条約の交渉の促進や批准においてきわめて大きな役割を果たしてきた市民社会の努力を讃えた。また、「条約発効は、これを強く求めてきた核爆発と核実験の生存者たちに報いるもの」と語った。 続きを読む