「働き方改革」に大きく貢献
3つの法律の話をしたいと思う。
まずは2018年の国会で成立し、19年4月から施行がはじまっている「働き方改革関連法」。長時間労働の是正や、短時間・派遣労働者の待遇改善、同一労働同一賃金、障がい者就労支援、ブラック企業対策などが盛り込まれた法律だ。
2016年8月の第3次安倍内閣で働き方改革担当大臣のポストが新設され、9月に創設された「働き方改革実現会議」が10回の会議を経て実現計画を策定。18年の国会に内閣提出法案として出された。
連立与党・公明党で、この法律の成立に大きな役割を果たしたのは、2016年7月の参院選で初当選したばかりの里見りゅうじ議員だった。
新人議員が重要な役割を担えたのは、里見議員がたぐいまれな労働行政のプロフェッショナルだったからだ。 続きを読む