「野党に期待できないから」
今回の衆院選の結果をどう総括するか。
まず自公連立政権から見れば、与党で過半数(233議席)を上回る293議席(自民党の追加公認を含む)を獲得。「連立政権に対する国民の信を得た」といってよいだろう。
公明党は9小選挙区を完勝したうえ、比例区の得票数も前回2017年の選挙を上回って29議席から32議席に伸びた。
自民党は議席を減らしたものの「単独安定多数」の261議席を獲得。自公の選挙協力が深化して、比例区では前回から約136万票を増やした。岸田首相の政権基盤はとりあえず安定したといえる。 続きを読む