父子一体で世界に羽ばたく
1969年1月、長嶺将真は最初の海外指導に出かけた。
すでに5年ほど前、第1号となる海外指導員をアメリカのニューヨークに送り出し、「沖縄松林流USA本部」の名称で組織化していた。以来、沖縄から次々と指導員を派遣していた。
1967年には長男の高兆(たかよし)をオハイオ州へ送り出した。現在、松林流の海外支部の多くが北米・南米に集中するのは、こうした開拓の成果といえる。
長嶺は最初の海外指導に70日ほどかけているが、生涯において4度の海外指導を敢行している。 続きを読む