kokai

野党の国会放棄に批判高まる――政府を追及せず官僚叩きに終始

ライター
松田 明

「国会は審議するのが筋」

 野党の審議拒否による国会の空転という異常事態が続いている。
 重要法案の審議も山積み。朝鮮半島など日本を取り巻く世界情勢も、文字どおり歴史的な局面にある。
 だが、日本の国会では南北首脳会談の前日の4月26日も、外交を主なテーマとした衆参の予算委員会を立憲民主党など6党がボイコットした。 続きを読む

kuni

選択的夫婦別氏制度の早期導入を――夫婦が〝同姓同名〟になる可能性

ライター
松田 明

「選択的夫婦別氏」とは

 時代の変化のなかで、結婚すると夫婦が〝同姓同名〟になりかねないという問題が浮上してきている――。
 3月20日の衆議院法務委員会で、こんな注目すべき質疑がおこなわれた。
 質問に立ったのは公明党の國重徹議員。
 1996年に法制審議会から「導入」が提言されながら、いまだに法制化がなされていない「選択的夫婦別氏制度」と、旧姓の通称使用拡大についてである。 続きを読む

rogo

沖縄伝統空手のいま~世界に飛翔したカラテの源流
第6回 空手普及の功労者(下)船越義珍

ジャーナリスト
柳原滋雄

東京で空手普及に尽力

 沖縄出身の富名腰義珍(ふなこし・ぎちん 1868-1957)は、「船越義珍」として空手界に広くその名を残している。
 幼少時は虚弱体質で気弱な性格だったといわれるが、10代の初めに同級生の父親で首里手の大家だった安里安恒(あさと・あんこう 1828-1914)に師事して克服した。当時はまだ空手修行は夜陰に乗じて秘密裡に行われていた時代で、毎夜提灯をぶらさげて安里宅との夜道を行き来した。 続きを読む

ajia

連載エッセー「本の楽園」 第49回 アジア主義は再生するか

村上政彦

 現在は、どのような時代か? ポスト・モダンといわれた時代は、とうに過ぎた。ある高名な批評家に質問したら、ポスト・ポスト・モダンと笑った。呼び名は誰かに任せよう。僕は、モダンを「文明の篩(ふるい)」にかけて、使えるものと使えないものを仕分けし、新しいモダニティーをつくる時代がきているとおもう。
 そこで「文明の篩」に残るものを考えてみたい。リストの上位にくるのは、「アジア主義」である。アジア主義とは何か? 続きを読む

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政権に求められる着実な成果――「核軍縮」と「雇用」で前進

ライター
松田 明

「賢人会議」からの提言

 佐川・元国税庁長官の証人喚問や電撃的な中朝首脳会談の報道ばかりが溢れた年度末だったが、見落としてはならないニュースが2つあった。
 1つは、3月に「核軍縮の実質的な進展ための賢人会議」(以下、「賢人会議」と表記)が、取りまとめた提言を河野太郎外相に提出したことだ。
 この「賢人会議」は、核軍縮の進め方をめぐって核兵器国と非核兵器国、さらに非核兵器国のあいだでも意見の対立が生じている状況を踏まえ、双方の信頼醸成と核軍縮の進展をめざして2017年5月に当時の岸田外相が日本政府として設立を表明したもの。 続きを読む