シリーズ 震災からの歩み<1> 人間と震災遺構――津波と共に生きる

東北大学大学院工学研究科教授
五十嵐太郎

 東日本大震災から2年あまり。がれき撤去は進み、被災した建物の多くは姿を消しつつある。そのなかで、「震災遺構」として被災建物を保存すべきだとの議論がある。人間にとって被災建物はどんな意味をもつのか。 続きを読む

<今から英語を始めよう>② 東京オリンピックで日本人の「優しさ」や「温かさ」を英語で伝えてほしい

英語講師
ブレンダン・ウィムセット

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 日本の学生は、中学、高校、大学と10年近くも英語を学びます。その中の何割の人が英語を話し理解できるようになるのでしょうか。 続きを読む

<今から英語を始めよう>① 語学の目的は、豊かな人間関係を築くこと――ジャパリッシュのススメ

同志社大学大学院教授
渡辺武達

 英語を学ぶ際に、まず心がけるべきことについて、渡辺武達教授に聞いた。

英語教育と思想性

 近年、多くの企業の昇進条件にTOEICなどの語学力試験が課されるようになりました。グローバルに展開する企業のなかには、英語を社内公用語とするところも出てくるなど、英語習得に対する日本人の意欲は高まる一方です。しかし、英語を学び、自らの生活にどう生かしていくのかという思想性が、十分に議論されていないことは非常に残念です。 続きを読む

シリーズ 文化芸術を考える③――「日本発の文化で世界とつながる」

批評家
濱野智史

<シリーズ 文化芸術を考える③>
情報化社会の背景には、今や世界に広がりつつある日本特有の文化があった。そこから社会の変化を読み解いていく。

情報技術の上に存在する多様な文化

 ここ15年ほどの間で携帯電話やインターネットが普及し、情報技術が全面化しました。その中で〝情報技術が社会を変える〟ということが数多く語られてきました。
 まず、この考えには前提とされる社会像があります。それはアメリカを中心とした欧米近代における〝個人を強くする〟というストーリーです。 続きを読む

シリーズ 文化芸術を考える②――「地域アート」の勃興と芸術家の生きる道

SF・文芸評論家
藤田直哉

<シリーズ 文化芸術を考える>第2弾
現代日本の「文化・芸術」「地域アート」をどう考えるべきか。

王侯貴族・パトロンが生んだ宗教的芸術

 文化・芸術とは、もともと特権階級のものでした。芸術家は王や貴族やパトロン(支援者)からお金をもらい、彼らが求める絵を描いたり音楽を作ったわけです。 続きを読む