参院選敗北への焦燥
2017年の衆院選で1108万票を獲得していた立憲民主党は、先の参院選では791万票と大きく票を減らした。
同党の福山哲郎幹事長は8月5日、参院選敗北の責任をとって参院会派代表を辞する意向を周囲に伝えたとされる。
福山氏に対しては、指揮を執った先の参院選で複数区を中心に取りこぼしが目立ったことなどを踏まえ、党内から不満の声が出ている。(「時事ドットコムニュース」8月5日)
立憲民主党にとって深刻なのは、あれほど「年金不安」「消費税率引き上げ反対」を煽っても有権者が全世代で与党に過半数の票を与えたのみならず、これまで立憲民主党を支持していた層の票を、急ごしらえのポピュリズム政党に奪われたことだ。 続きを読む