「赤旗」の発行自体が危機的事態
6月26日の『しんぶん赤旗』が、ちょっとした波紋を呼んだ。1面の全幅を使って掲げられたヨコ見出しにデカデカと、
革命政党として統一と団結固める
との文字が躍っていたからだ。
これは24日から2日間にわたって開催された日本共産党の「第8回中央委員会総会」(8中総)を報じた紙面だ。赤旗の1面に「革命政党」という文字が躍ったのは、いつ以来のことだろう。党員や支持者のなかからは、むしろ戸惑いや反発の声も聞こえる。
8中総では、退潮傾向に歯止めがかからない党勢への言及が相次いだ。
先の統一地方選で、日本共産党は計135議席を減らす大惨敗を喫した。党員の減少と高齢化、機関紙『しんぶん赤旗』の部数減も著しい。
志位和夫委員長自身が、
討論では、党内に、「もう一つ元気が出ないという声がある」、「敗北主義的な傾向がある」ということが率直に出されました。(8中総「結語」)
この2回の国政選挙と統一地方選挙での後退、連続する激しい反共攻撃などに直面して「何となく元気が出ない」という気分が党内にあることは事実だと思います。(同)
と述べている。 続きを読む