僕はお菓子が好きで、かつて食後には必ずデザートにお菓子を食べ、危うくメタボになりかけた。そこで、1週間のうち、数日間だけお菓子の解禁日を決めて、その日を「お菓子祭り」と称することにした。
辛いもの、甘いもの、数種類買って来て、全部の袋を開けて少しずつ味見する。妻には、ひとつずつ食べれば、といわれるのだが、やめられない。だって、いちばん愉しい瞬間なのだから。 続きを読む
僕はお菓子が好きで、かつて食後には必ずデザートにお菓子を食べ、危うくメタボになりかけた。そこで、1週間のうち、数日間だけお菓子の解禁日を決めて、その日を「お菓子祭り」と称することにした。
辛いもの、甘いもの、数種類買って来て、全部の袋を開けて少しずつ味見する。妻には、ひとつずつ食べれば、といわれるのだが、やめられない。だって、いちばん愉しい瞬間なのだから。 続きを読む
ホセ・V・アブエバ氏は、ニューヨーク市立大学、イェール大学等の客員教授を経て、東京の国連大学本部に勤務。帰国後は国立フィリピン大学総長として手腕を振るい、退官してカラヤアン大学を創立、初代学長に就任した。同国の憲法改正諮問委員会委員長を務めるなど、文字どおりフィリピンを代表する知性の1人である。 続きを読む
書店の世界で話題になっている詩集がある。岩崎航の綴った『点滴ポール 生き抜くという旗印』(ナナロク社)。2013年夏に出版されるや、1世紀超の歴史を有する『三田文学』が創刊以来初の巻頭カラーページで岩崎を紹介し、詩人・谷川俊太郎は岩崎の住む仙台まで駆けつけて彼と共にトークイベントをおこなった。 続きを読む
僕とラテンアメリカ文学の出会いを順序立てて語ると、世界文学と日本文学の在り方を交えた長い話になるので、読者を退屈させるわけにもいかないから、要所だけをしるすことにする。
20歳前後の頃のことだ。ふらっと入った古書店で何気なく手にした小説が、ガルシア・マルケスの『百年の孤独』(1967)だった。これはおもしろかった。 続きを読む
モフセン・マファルバフ監督はイラン出身。これまで各地の国際映画祭で50以上もの賞を受賞し、なかでもタリバン政権下のアフガニスタンを描いた「カンダハール」(2001年)はカンヌ国際映画祭エキュメニック賞に輝き、タイム誌が選ぶ歴代映画ベスト100にも選出された。 続きを読む