反日デモの渦中に創刊された『知日』
北京中心部の北側を東西に走る北四環中路は、夕方ということもあり予想どおり大渋滞だった。左手には北京五輪で有名になった通称「鳥の巣」、国家スタジアムが見える。
私たちは北京大学など多くの名門大学が並ぶ海淀区でタクシーを拾い、朝陽区にある「北京知日文化伝播有限公司」に向かっていた。同社は月刊誌『知日』を出す出版社で、この日は董事長(会長)兼編集長である蘇静さん※に会うことになっていた。 続きを読む
北京中心部の北側を東西に走る北四環中路は、夕方ということもあり予想どおり大渋滞だった。左手には北京五輪で有名になった通称「鳥の巣」、国家スタジアムが見える。
私たちは北京大学など多くの名門大学が並ぶ海淀区でタクシーを拾い、朝陽区にある「北京知日文化伝播有限公司」に向かっていた。同社は月刊誌『知日』を出す出版社で、この日は董事長(会長)兼編集長である蘇静さん※に会うことになっていた。 続きを読む
「売国奴」「亡国」「反日左翼」「日本を貶めるな」――。こんな言葉がふつうに目にされる時代になった。特に昨年8月、朝日新聞が韓国での慰安婦狩りを証言した吉田清治氏に関する記事を取り消してからというもの、その傾向が急速に強まり、紙媒体である右派系メディアで、冒頭のような言説があふれるようになった。 続きを読む
北京首都国際空港のタクシー乗り場に並ぶ。私の番が来ると、同年代に思われる運転手が降りてきて、私のスーツケースをトランクに収めた。この国では客が1人の場合、日本のように後部座席ではなく助手席に乗ることになっている。 続きを読む
インドには「乾季」「暑季」「雨季」という3つの季節がある。南北3200kmを超す大きな国土だけに一概ではないが、11月から3月までが乾季、4月から5月が気温のもっとも高くなる暑季、6月から10月が雨季になる。 続きを読む