明治から令和へと思想史的時空間軸において、優に百年を超えたこの現代。地球規模に拡がる気候危機時代における気候正義教育と創価世界市民教育のための洞察の一書と思料される著作に出会うことが出来た。前田幸男著『「人新世」の惑星政治学-ヒトだけを見れば済む時代の終焉-』(青土社、2023年)は、まさに今日の時宜を得たものと考えられる。
この混迷の世界に臨み、翻って地人相関哲理に通暁された牧口常三郎先生著『人生地理学』から謹んでの位相と相関の視座から、同著につき寄稿書評させていただけることに第三文明社編集部のご高配に深謝いたしたい。 続きを読む






