【コラム】「私が不幸なのは誰かのせい」という思考スタイルの不幸

フリーライター
前原政之

在日バッシングと生活保護バッシングに通底するもの

 在日韓国・朝鮮人へのヘイトスピーチ(憎悪表現)をくり返す右派系市民グループの台頭と、いわゆる「生活保護バッシング」の激化が、ほぼ時を同じくして起きた。このことは、偶然とは思えない。2つの動きの担い手たちが人員的にどれくらい重なっているかはわからないが、心情的には同根だと思うからだ。 続きを読む

〝命を守る〟視点で景気対策に全力で取り組む

参議院議員/公明党女性委員会副委員長
竹谷とし子

若者・女性の力を生かすために、働く環境整備と雇用創出が不可欠。

仕事と子育ての両立に悩む女性たち

――働く女性たちへの支援として、今どのような政策が求められていると思いますか?

竹谷 雇用全体に占める女性の割合は約43%まで増え、女性の労働力率は高まっています(※1)。そうしたなかで、女性が働くうえで男性よりも負荷がかかるのはやはり、出産と子育てだと思います。 続きを読む

【対談】「財政再建」への道は、まず「財政の見える化」から

【対談者】
 竹谷とし子(参議院議員)
 東村くにひろ(東京都議会議員)

東京都は「財政の見える化」(複式簿記導入)をして「財政再建」の成功を収めた。各地方自治体も国も「財政の見える化」にいま動きだしている。 続きを読む

【コラム】人間が〝感動する〟ということ――高揚感の消費でよいのか

ライター
青山樹人

回覧される定型化した言葉

 奈良の墨職人を訪ねたアメリカの著名な現代美術家が、その墨を作る工程に驚いたと、あるインタビューで語っていた。
 墨とは、いうまでもなく書道の際に硯(すずり)の上で摩る、あの黒い塊のことである。煤(すす)に香料を混ぜ膠(にかわ)で固めて作る。できあがった墨は、新聞紙を敷いた箱に並べて乾燥させる。毎日毎日、その新聞紙は取り替えられ、奇妙なことに、墨がすっかり乾いた後も、その作業が半年にもわたって続くというのだ。 続きを読む