100年前に「世界市民」を示す
20世紀が開幕する1901年に北海道から上京した牧口常三郎先生は、苦心の末、その2年後の10月に『人生地理学』を出版する。時に32歳だった。
この著作の中で牧口先生は、一人ひとりの人間が「一郷民」「一国民」「一世界民」それぞれの自覚に立つべきことを促している。
あくまでもひとりの生活者として、まず郷土に目を凝らし、そこから国内や海外の出来事に視野と想像力を広げていく。他国民をも自分と有縁の存在だと認識していくことで、自分自身がこの地球上で共に生きる「一世界民」だと自覚できる。
日露戦争の開戦直前、日本にも世界にも帝国主義の嵐が吹き荒れていた渦中、牧口先生はローカルとグローバルの両方の視点に立った「世界市民」の概念を早くも提唱していた。 続きを読む





