問われるのは「裏付けと能力」
4年に1度の統一地方選挙。その後半戦もいよいよ23日(日)に投開票日を迎える。
前半戦が道府県知事、道府県議、政令指定市議の選挙だったのに対し、この後半戦では一般市議と東京特別区議を選ぶこととなる。私たちの暮らしにより身近な政治家を選ぶ選挙だ。
1票を投じる判断基準は人それぞれではあろう。ただ、せっかく投票所まで足を運ぶのだから、その1票が何かしらのかたちで暮らしや地域を前に進めるものになってほしい。
自分の1票なんてあってもなくても同じだなどと思ってはいけない。2022年に実施された地方選挙では、同数でくじ引きとなったケースが2件、1票差で当落が分かれたケースが5件あった。
当たり前の話だが、候補者たちは誰もが〝耳触り〟のいい主張をする。「あれもやります、これもやります」と口で言うのは簡単なのだ。問われるのは、本当にそれができるのか。その裏付けと能力があるのかどうかである。 続きを読む