ボリウッドといえば「歌」や「踊り」?
父親の臨終をめぐる家族の物語『ガンジスに還る』(英題:HOTEL SALVATION/2016年/インド)が、まもなく日本でも公開される。
「インド映画」と聞いて、何を思い浮かべるだろうか。「歌」や「踊り」が登場するお決まりの〝ボリウッド〟を連想する人も多いのではないか。 続きを読む
20世紀を代表する歴史家アーノルド・J・トインビーが、英語版『人間革命』にわざわざ序文を寄せ、
創価学会はすでに世界的出来事である。
と書いたのは1971年のことだ。
当時、創価学会は前年に750万世帯に達したばかりであり、いくつかの国に法人化された組織があったとはいえ、まだSGI(創価学会インタナショナル)も結成されておらず、公明党も結党して10年にも満たない野党だった。
あれから半世紀。今日、創価学会の存在感と影響力は、往時とは比較にならない大きさになっている。 続きを読む
「拳聖」と謳われた松村宗棍(まつむら・そうこん 1809-1899)や糸洲安恒(いとす・あんこう 1831-1915)の流れに位置する知花朝信(ちばな・ちょうしん 1885-1969)が、1933年に命名して開いたのが小林(しょうりん)流である。この流派は、首里手の本流といってよい。
知花は剛柔流の宮城長順(みやぎ・ちょうじゅん 1888-1953)や本土で糸東(しとう)流を開いた摩文仁賢和(まぶに・けんわ 1889-1952)と同世代にあたり、東京で空手普及にあたった船越義珍(ふなこし・ぎちん 1868-1957)より二周りほど下の世代となる。 続きを読む
いま僕らの社会を成り立たせているのは、経済としては資本主義であり、政治としては間接(代議制)民主主義だ。このふたつは近代の発明といっていいのだが、だんだん不具合がでてきている。
では、それに代わるものはあるのか? なかなか難しい問題で、決め手はない。ただ、いろいろと新しい試みが現れている。『雇用なしで生きる』の著者は、2012年、「今、革命が起きてるよ!」と聞いて現地のスペインへ向かった。本書は、経済、政治の新しい試みのリポートである。 続きを読む