淵源としての創価教育
牧口常三郎、戸田城聖、池田大作という創価学会の三代の指導者は、今や世界宗教として広がる創価学会の指導者であると同時に、やはり世界に共感を広げゆく「創価教育」の指導者でもある。
創価学会は牧口常三郎の「創価教育」を研究実践する「創価教育学会」という教育者の団体から出発した。
一般的には、特定の宗教や宗派の信仰が先にあって、その教理を土台に教育機関がつくられるケースがほとんどだろう。教団の聖職者を養成する学校から発展した大学も多い。
ところが創価学会の場合は、ある意味で先に「創価教育」という、あくまでも普遍的な特定の信仰に縛られない教育理念の実践があって、そこから日蓮仏法にもとづく宗教運動へと収斂(しゅうれん)したといえるのかもしれない。
牧口常三郎も戸田城聖も、卓越した教育者であった。 続きを読む