【コラム】女性必見! 上質な〝大人の娯楽作品〟――インド映画『マダム・イン・ニューヨーク』

フリー編集者
東 晋平

お決まりのボリウッドとはひと味違う

 インドは世界一の「映画大国」だ。長編と短編を合わせて、年間に2000本近い作品が公開されている。なかでもヒンディー語映画の一大制作拠点になっているのが、アラビア海に面した西海岸の都市ムンバイ。1995年まではボンベイと呼ばれていた街で、いつの頃からかムンバイの映画産業界もしくはインド映画そのものを指して、ハリウッドをもじった「ボリウッド(Bollywood)」というネーミングが定着した。
 日本でも、1998年に公開された『踊るマハラジャ』が大ヒットとなったし、2013年も『恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム』が話題になっている。 続きを読む

【コラム】教科書をめぐる竹富町の騒動は何だったのか

ジャーナリスト
柳原滋雄

教育分野で進む右傾化

 4年ごとに行われる中学校の教科書採択が直近で行われたのは2011年。このときの採択は、新しい歴史教科書をつくる会(いわゆる「つくる会」)から分裂した育鵬社版の歴史・公民教科書を採用した地区が増えたことで知られる。 続きを読む

「助けて」の心が生み出す新たな社会

NPO法人 北九州ホームレス支援機構理事長
奥田知志

 25年に及ぶホームレス支援の活動から見えた本当の絆の在り方とは何か。「助けて」と言える社会を見据え、その基盤となる思想を語る。

「絆は傷を含む」という覚悟に立つ

 ホームレス支援や困窮者支援の活動を通じて感じることは、「努力が足りない」「怠けている」といった「助けられる側」への自己責任論とともに、「助ける側」に向けても「助けるなら最後まで自分ひとりの責任でやりなさい」という自己責任論があることです。このような自己責任論がある中では、助けることのハードルが上がり、おいそれと人助けなんてできなくなってしまいます。 続きを読む

若者が未来に希望を持てる社会をつくる

NPO法人D×P(ディーピー)共同代表
今井紀明

 若者支援を通して見えてくる「未来志向」のあり方。

通信制高校の実情

 私は今、主に通信制高校に通う生徒をサポートしています。そのきっかけとしていちばん大きなものは、「イラク人質事件」後に経験したバッシングです。 続きを読む

【コラム】「墓」のウェアラブル(身体装着)化が始まった――遺灰から人造ダイヤモンドを作る人々

ライター
青山樹人

〝墓参り〟が困難になった時代

 昨年(2013年)11月、宮内庁は「今後の陵と葬儀のあり方」を発表し、1680年の後水尾天皇から続いていた天皇・皇后の土葬を、4世紀ぶりに火葬にあらためるとした。歴史的ともいえる変更は天皇・皇后両陛下の意向を受けたもので、日本社会で火葬が一般的になったことと、陵墓を少しでも簡素化するためというのが理由であった。 続きを読む