「野党共闘」は狸の化かし合い――民共それぞれの暗い思惑

ライター
松田 明

連合が5年ぶりに自民と政策協議

 共産党が主導してきた「野党共闘」が、いよいよ断末魔の様相に至っている。
 共産党は、支持率の低迷する民進党や社民党、生活の党(現・自由党)を抱き込んで、4党による「野党共闘」を推し進めてきたわけだが、夏の参院選、都知事選、さらに10月の衆院補選と、いずれも有権者の支持を集めきれず大敗した。 続きを読む

「不都合」を隠したのは誰か――年金国会で醜態重ねる民進党

ライター
松田 明

新聞各紙も改革を支持

 年金制度改革関連法案が、昨日12月14日、参議院本会議で自民・公明両党や日本維新の会などの賛成多数で可決・成立した。
 国民から集めた財源を高齢者に給付していくのが年金制度だ。世代は連続していくわけだから、その財源とは〝すべての世代の共有の財源〟である。 続きを読む

新代表の〝耐えられない軽さ〟――「おまいう大賞」に輝いた蓮舫氏

ライター
松田 明

非公式会談の中身公表を迫る

 蓮舫氏が民進党の新代表に就任して3ヵ月。そのタレント的人気で党勢回復が図れるかという期待も外れ、むしろ〝やっぱり器ではなかった〟感の落胆が広がりつつある。 続きを読む

連載エッセー「本の楽園」 第22回 詩人の魂、または「非常時」の言葉

作家
村上 政彦

 中学生のころに立原道造めいた詩を書いていた。いや、詩らしきものといったほうがいいか。憶えているのは、つたない言葉のつらなりだ。すぐに関心が小説に移って、結局、僕は詩人にはなれなかった。
 ひとは、どのようにして詩人になるのだろうか。『我が詩的自伝 素手で焔をつかみとれ!』は、日本を代表する詩人・吉増剛造の自伝だ。誕生から現在までを自作の詩を織り込みながら語っていく。 続きを読む

カストロが軍服を脱いだ日――米国との国交回復までの20年

ライター
青山樹人

国民から「フィデル」と呼ばれた男

 11月25日、キューバのフィデル・カストロ前国家評議会議長が没した。
 1959年のキューバ革命によって米国の鼻先で社会主義国家を樹立し、以後、2006年に弟のラウル・カストロ氏に議長職を譲るまで、半世紀以上にわたって最高指導者として国を率いてきた。 続きを読む