政治」カテゴリーアーカイブ

立憲民主党の欺瞞を問う――一度は理念を捨てた人々

ライター
松田 明

小池氏は「憲法」「安保」を明言

 残念ながら希望の党の理念や政策というものは、私がそして私たちが積み重ねてきた私たちの目指す理念や政策の方向性とは異なるものだと判断をせざるを得ません。
 政治家にとって、理念や政策は、何事にも変えがたい譲ってはならない筋であります。(10月2日 立憲民主党設立会見)

 立憲民主党の結党を発表した枝野幸男氏は、会見でこう語った。
 だが本当に彼らは「筋」を通してきたのか? 続きを読む

最善の「選挙結果」のために――カギは「与党内」のパワーバランス

ライター
松田 明

「自民党が圧勝」との予測

 選挙戦もいよいよ最後の週に入った。
 各社の情勢調査でも早くから自民圧勝が報じられてきたが、JNNと毎日新聞が10月13日~15日におこなった最新の電話調査でも、やはり自民党の圧勝予測が伝えられている。

 自民党は小選挙区、比例代表とも堅調で、単独で300議席を超える可能性がある。(毎日新聞WEB版/10月15日)

 小選挙区と合わせると単独過半数は確実な情勢で、安定多数の261議席を大きく上回る可能性も出ています。(TBSNEWS/10月16日)

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データで見る自公連立政権――政権の選択肢はあるのか?

ライター
松田 明

「政権選択」の総選挙

 第48回衆議院選挙が、10月10日公示された。
 小選挙区と比例代表を合わせた総定数は、前回から10減の465議席で戦後最少。
 2012年末から政権を担ってきた自公連立政権が引き続き日本の国政を担うのか、国民が再びの政権交代を選ぶのか、文字どおり〝政権選択〟の選挙となる。 続きを読む

背信と矛盾の「希望の党」――小池氏は都政に専念すべき

ライター
松田 明

都政専念を明言していた知事

 東京都議選の投開票日の翌日である7月3日、小池都知事はいきなり「都民ファーストの会」の代表を退任すると発表した。
 直後の7日の知事定例会見で、代表退任の意図を問われた小池知事は、「知事に専念するためだ」と答えた。

 私はむしろ知事に専念する形で進めた方が、都民の皆様方の都民ファーストに求められたさまざまな公約であるとか、政策を実現するということにつながりやすいのではないかと考えたわけであります。(東京都HP「知事の部屋」記者会見 平成29年7月7日

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