投稿者「web-daisanbunmei」のアーカイブ

連載エッセー「本の楽園」 第31回 柄谷行人と憲法九条を考える

作家
村上政彦

 もう20年ほどになるだろうか。日本と韓国の作家のシンポジウムが韓国で催された。日本側の団長的な立場を担ったのが、柄谷行人さんだった。僕はこのときに初めて柄谷さんと会った。
 もちろん高名な批評家なのだから知ってはいたし、著作も読んでいた。ただ、生の柄谷さんと接したことはなかった。だから、少しばかり緊張していた。
 親しい編集者から聴いた逸話だが、柄谷さんは結婚していたとき、奥さんと揉めると、俺の頭をこんなことに使わせるのは、世界史の損失だというようなことをいったらしい。そんなテンションで、ものを考える人は、僕の身近にいなかった。 続きを読む

黒星続きの日本共産党――「公明党の提案」と知事が明言

ライター
松田 明

質問するだけの簡単なお仕事

 東京都が今年度予算で決定した「私立高校授業料の実質無償化」。
 2017年1月に新聞各紙もそろって、〝都議会公明党と小池知事で話がまとまった〟と報じていたにもかかわらず、その後になって共産党都議団が自分たちの実績だと言い出した件(「前掲コラム」参照)だ。 続きを読む

都議選最終チェック――知事の「支持勢力」過半数なるか

ライター
松田 明

報道各社の一致した見方

 目前に迫った東京都議会議員選挙。
 共同通信社が6月24、25日に実施した調査では、

 既に投票先を決めている人の政党別内訳は、都民ファが26.7%、自民党が25.9%。(共同通信47NEWS

という結果が出た。 続きを読む

共産党が信用できないわけ④――デマを繰り返す謀略体質

ライター
松田 明

東村山市長が記者会見

 6月20日、東京・東村山市の渡部尚(わたなべ・たかし)市長が記者会見を開いた。
 日本共産党の宮本徹・衆議院議員に対し、同日付で市長名の「抗議文」を送付したというもの。 続きを読む

北朝鮮帰国事業に熱心だった日本共産党の罪

北朝鮮帰国事業をめぐる写真集『最後の別れ』著者
小島晴則

帰国事業支えた共産党

 終戦時、私は14歳の軍国少年でした。新潟県の農家の次男坊として生まれ育った私は、海軍飛行予科練に志願。航空隊として入隊する直前、8月15日の玉音放送を聞き、これからどう生きていけばよいのか暗闇の路地に入り込んだような気持ちでいました。昭和21年、米を担いで上京。焼け野原の東京に驚きました。帰途、上野駅で売っていた「赤旗」を読んだことが動機となり、18歳の時に日本共産党に入党しました。 続きを読む