戦後の沖縄空手界を牽引した長嶺将真

得意技の北谷屋良のクーサンクーを演武する長嶺将真
長嶺は那覇商業時代に胃病を患い、1年ほど病床に臥せったが、友人の勧めで空手を始めるとめきめき健康を回復し、そのまま空手に打ち込む人生となった。
沖縄の武人には、幼少期に体が頑健でなかったため、空手によって丈夫になった逸話が多く残されている。糸洲安恒、船越義珍、喜屋武朝徳、知花朝信など、いずれも同様の体験が伝えられる。 続きを読む
得意技の北谷屋良のクーサンクーを演武する長嶺将真
小説『新・人間革命』の掉尾を飾る30巻(下)が、この11月18日に刊行(11月29日発売)される。
池田大作・創価学会インタナショナル(SGI)会長が、長野の地でこの小説を起稿したのは1993年8月6日。
当時、会長はすでに65歳であり、1965年1月から新聞連載をはじめた『人間革命』が、28年の歳月をかけて全12巻完結したばかりだった。『人間革命』は、恩師である戸田城聖・第2代会長の生涯を小説という形を借りてつづったものだった。 続きを読む
昭和戦前期の沖縄空手の指導者たち。前列左端が喜屋武朝徳(1937年)
このところ、教育関係の話題に「親学」というキーワードが散見されます。親学の中核にあるのは、「新しい歴史教科書をつくる会」元副会長の高橋史朗氏(麗澤大学大学院特任教授)の思想です。高橋氏は、科学の名や伝統の名を借りて自身の思想を権威付け、一般論として受け入れやすい形にしています。しかし、その〝科学〟や〝伝統〟は、実のところニセ科学であったり、偽史であったりするのです。 続きを読む