投稿者「web-daisanbunmei」のアーカイブ

共感広がる池田・エスキベル共同声明

ライター
青山樹人

不屈の平和運動の闘士

 池田大作SGI(創価学会インタナショナル)会長と、ノーベル平和賞受賞者であるアドルフォ・ペレス・エスキベル博士の「共同声明」が、世界に共感を広げている。
 エスキベル博士は独裁政権下の祖国アルゼンチンをはじめ、軒並み軍事政権が誕生していた1970年代の南米で、人権団体「平和と正義のための奉仕」を創立。非暴力による人権擁護運動に身を挺した。その結果、77年にはアルゼンチン当局に逮捕され、14カ月間にわたって拘束と拷問を受けた。 続きを読む

沖縄伝統空手のいま~世界に飛翔したカラテの源流
第23回 沖縄県空手振興課長インタビュー(上)

ジャーナリスト
柳原滋雄

 沖縄県庁に空手に特化した専門課が設けられたのは2016年4月。沖縄の特色ある文化の中で、一つの武術に着目した課の設置には注目が集まった。例えば青森県庁にも、りんご果樹課というその土地でしか見出せない専門課が存在するが、そうした中にあって、文化力の発信をめざす沖縄県の取り組みはかなりユニークだ。「空手振興課」の初代課長として尽力してきた山川哲男課長(53)に、これまでの歩みと今後の展望を聞いた。 続きを読む

沖縄伝統空手のいま~世界に飛翔したカラテの源流
第22回 競技分野の実績で抜きん出る劉衛流

ジャーナリスト
柳原滋雄

仲井間家に伝わった一子相伝の空手

 劉衛(りゅうえい)流という空手流派は、沖縄では多くの人に知られているが、日本本土では無名に近い存在かもしれない。ただ空手の世界大会(型部門)に出場する喜友名諒(きゆな・りょう 1990-)選手らの姿を見れば、多くの人はテレビ映像などで見たことがあると感じるだろう。 続きを読む

出入国管理法改正案——責任ある議論を望む

ライター
松田 明

論戦の場は参議院へ

 11月30日、「労働力調査 平成30年10月分」速報値が発表された。
 就業者数は6725万人で、前年同月に比べ144万人増加。雇用者数は5996万人で、前年同月に比べ119万人増加。いずれも70ヵ月連続の増加である。
 このうち正規の職員・従業員数も前年同月より37万人増加で、47ヵ月連続増加。
 一方、完全失業者数は163万人で、前年同月に比べ18万人減少。101ヵ月連続の減少となった。
 安倍政権が自民党と公明党の安定した連携のもとで、経済政策の着実な成果を上げていることは、ひとまず数字のうえでも明らかである。
 国民の実感が概ねこれを認めていることは、各社の調査で内閣支持率の好転が続いていることにも見て取れるのではないか。 続きを読む

混沌の魅力 ―― インド・バラナシを訪問

フリーライター
藤澤 正

 公開中のインド映画『ガンジスに還る』(公式サイト)の舞台となったことで、再び熱い視線を集めているバラナシ――。この地を舞台にした日本の文学作品といえば、三島由紀夫の『豊饒の海』、遠藤周作の『深い河』、沢木耕太郎の『深夜特急』が有名だろう。むしろ日本においては多くの場合、バラナシという地名はこれらの作品を通して知られているはずだ。バラナシという名前こそ知ってはいるものの、実際に足を運ぶ人はそう多くはないと思う。(写真:日の出とともに沐浴をする人々) 続きを読む