コラム」カテゴリーアーカイブ

okinawakaratedo

注目される沖縄伝統空手(中)――沖縄の空手家・長嶺将真とその時代

ジャーナリスト
柳原滋雄

本土空手の風潮に警鐘を鳴らす

 沖縄県議会で「空手の日」が制定されたのは稲嶺知事時代の2005年3月のことだった。「唐手」と称されていた武術が、琉球新報社主催の空手家長老たちによる紙面座談会で「空手」にしようと決まったとされる1936(昭和11)年10月25日にちなみ、その日を「空手の日」と制定。これまで記念行事を行ってきた。
 2016年10月の記念演武祭では、那覇市内最大の繁華街である「国際通り」を使って、一斉に何人で型演武が可能かとのギネス記録に挑戦し、3973人で達成したと認定された。 続きを読む

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注目される沖縄伝統空手(上)――「空手」は沖縄発祥の武術

ジャーナリスト
柳原滋雄

世界に広がったカラテ

 2016年夏、2020年東京オリンピックの正式種目に「空手」が初めて選出され、柔道と同じく〝日本発祥の武道〟として注目を集め始めている。東京五輪では、空手競技は型と組手部門に分かれ、柔道終了後、日本武道館で開催される見込み。だがこの空手、もともとは沖縄をルーツとする武術であることを知る人は意外と少ない。 続きを読む

kudarizaka

連載エッセー「本の楽園」 第36回 国の下り方

作家
村上政彦

 少子化が問題になって久しいが、この議論を見るときにいつも違和感を覚えていたことがある。それは、少子化になると、社会保障などの制度が壊れてしまうから、何とか手を打たないといけないという意見だ。
 これは転倒した議論である。そもそも社会の制度は、人に合わせてつくられなければならない。制度に合わせて人をつくろうとするのは、衣服の大きさに体の大きさを合わせようとするようなものだ。 続きを読む

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「反戦出版」書評シリーズ④  『家族から見た「8・6」 語り継ぎたい10の証言』

ジャーナリスト
柳原滋雄

青年が聞き取りした10の証言

 2014年に上梓された『男たちのヒロシマ~ついに沈黙は破られた』につづくヒロシマ被爆証言集。2015年に発刊された本書は、青年世代が聞き取りを行ってまとめたという点に最大の特徴がある。また聞き取りの対象者も、4人の直接の被爆体験者と、6組の被爆2世となっており、重層的な構成となっている点も特徴のひとつだ。 続きを読む

yatou

野党の迷走が止まらない――野合と裏切りを続ける人々

ライター
松田 明

早くも政策協定を破る

 選挙最終盤に来て、野党の迷走ぶりがあまりにも酷くないだろうか。
 まず、希望の党の民進系候補者たちだ。
 代表である小池知事は、9月27日の時点で入党条件が「憲法改正」と「リアルな安全保障」であることをマスコミに公言し、テレビでもその様子は放映されている。
 それを承知で、翌28日、民進党は両院議員総会を開き「満場一致」で希望の党への合流を決定した。
 しかも、希望の党は10月3日の時点で、候補者に対し「政策協定書」(全文:時事ドットコムニュース)の署名を求めている。 続きを読む