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「地震への備え」を万全に――〝次〟はいつどこでも起き得る

ライター
松田 明

地震が起きやすい状態に

 大阪府北部を震源とする地震からおよそ1ヵ月が経った。6月18日午前7時58分に発生した最大震度6弱(マグニチュード6.1)の地震が発生した。
 死者4人、重傷者15人、軽傷者419人。住宅被害は全壊10棟をはじめ、一部損壊まで含めると33180棟にのぼっている(いずれも総務省消防庁発表7月17日時点)。
 発生から11万2千戸以上でガスの供給が止まり、復旧まで1週間を要した。 続きを読む

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沖縄伝統空手のいま~世界に飛翔したカラテの源流 第13回 沖縄独自の流派・上地流(下)

ジャーナリスト
柳原滋雄

上地流はなぜ世界に広まったのか

 戦後なぜ上地流は世界に広まったのか。沖縄に駐留していた米兵が母国に帰国し、そこから世界中に広まったと説明するのは高良信徳(前出)だ。
 特にベトナム戦争時代、発進基地となった沖縄では、米兵が戦場から帰ってくると、暇をもてあましてできるだけ体を鍛えようとする風潮があり、空手道場に通ってきたという。米軍の部隊が各流派と契約して彼らに教えていた時代もあったという。 続きを読む

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沖縄伝統空手のいま~世界に飛翔したカラテの源流
第12回 沖縄独自の流派・上地流(中)

ジャーナリスト
柳原滋雄

2代で築いた流派の基礎

戦後まもなく亡くなった上地完文翁(左写真)と、二代目宗家の上地完英(右写真、66歳のころ)

戦後まもなく亡くなった上地完文翁(写真左)と、二代目宗家の上地完英(写真右、66歳のころ)

 上地完文がこの世を去ったのは1948年。栄養失調のため、享年71だった。
 このとき最期の地・伊江島から名護市の実家まで亡骸を小舟に乗せて運んだ一人が、新城清秀(しんじょう・きよひで 1951-)の祖父・新城清良(しんじょう・せいりょう 1908-1976)である。
 清良は和歌山の紡績工場時代に完文に師事し、またその子・清優 (しんゆう 清秀の父 1929-)も、10歳で上地流空手に入門。戦後完文が帰郷するのに同行した。清秀自身も10歳で空手を始めた、いわば3代つづく空手一家だ。 続きを読む

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連載エッセー「本の楽園」 第52回 突破するデザイン

作家
村上政彦

 デザインというと、色やかたちに関わるものとおもっていたが、どうもそれだけではないらしいと分かってきたのが、社会の仕組みをデザインする、ソーシャルデザインを知った、ここ4、5年のことだった。
 その方面の本をいろいろ読んでいたら本書『突破するデザイン』にたどりついた。これはデザインについての最新の動向を知るためには、いい入門書となるだろう。著者のロベルト・ベルガンティは、イタリア・ミラノ大学の教授で、マネジメントとデザインを講じつつ、経営者にデザインとイノベーションのマネジメント教育を行っているという。
 ベルガンティが新しいのは、ものを売るために必要なのは「意味のイノベーション」だと主張するところだ。 続きを読む

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退潮傾向に焦る日本共産党――40年も続く〝目標を達成できない〟空転

ライター
松田 明

10ヵ月連続で後退

 この7月15日、日本共産党は創立96周年を迎える。
 だがその日本共産党は、党勢の退潮傾向が止まらないことに焦りを隠せない。
 6月11日に東京・代々木の党本部で開催された第4回中央委員会総会(4中総)の総会決議では、2019年の統一地方選、参院選を前に、同党の厳しい現状と危機感が語られた。 続きを読む