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沖縄伝統空手のいま~世界に飛翔したカラテの源流 第33回 次世代を担う沖縄空手家群像(上)

ジャーナリスト
柳原滋雄

 昨年2月に始まったこの連載も最終盤を迎えた。今回から3回にわけ、40~50代を中心とする次世代の沖縄空手家を紹介する。人数に限りがあるので多くの方々を紹介できないことをあらかじめご了解いただきたい。1回目は、沖縄県空手道連盟に所属する3人――。 続きを読む

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平成30年間の政治(下)――「無能な政権」が残した教訓

ライター
松田 明

先進諸国は長期政権

 令和の時代の新しい政治のあり方を考えるうえで、大事なことは〝同じ轍を踏まない〟ということだ。
 平成の政治が残した大きな教訓。その第一は、2012年の第2次安倍内閣が発足するまで、あまりに短命政権が続いたことだろう。
 内紛が絶えず、毎年のように社長の顔が変わる企業が、業績を上げ、取引先から信頼されるか否かを考えるまでもない。平成元年から民主党政権の末期まで、日本の首相は17回も替わったのだ。
 現在の安倍政権が7年目の長期政権になっていることを「独裁」うんぬんと、ことさらヒステリックに批判する人々もいる。
 G7の中ではドイツのメルケル首相は2005年から13年以上、政権を担っている。フランスのミッテラン大統領は14年間。イギリスのブレア首相の在任期間は1997年から2007年まで10年だった。 続きを読む

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沖縄伝統空手のいま~世界に飛翔したカラテの源流
第32回(特別編)神人武館 空手の源流・手(ティー)を求めて

ジャーナリスト
柳原滋雄

 神人武館(しんじんぶかん)が世の注目を集めるようになったのは1990年にNHKが制作した沖縄空手の番組(参考動画:外部サイト)からかもしれない。電話帳から破った1枚の紙をつるして正拳突きでその紙を切る、か弱そうな女性がその難しい芸当を見せてから余計に注目された。この団体の創始者は翁長良光(おなが・よしみつ 1938-)会長。中学3年生から空手を始め、武歴60年以上。沖縄で50年や60年の空手歴は珍しくないが、空手に費やした時間やエネルギーは人後に落ちない。独自の境地を開き、88年に創設したのがこの団体である。 続きを読む

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平成30年間の政治(上)――定着した「連立政権」の時代

ライター
松田 明

「平和」を守った平成の時代

 5月1日、新たな天皇が即位され、令和の時代がはじまった。
 平成が幕を閉じる際に多くの人々が言及したのが、平成の30年間が「平和」であったことだ。

近現代において初めて戦争を経験せぬ時代(御在位三十年記念式典での明仁天皇の言葉)

 明治、大正、昭和は、いずれも日本が戦争を経験した。明治維新からの約150年のうち、実質30年を占める平成が「平和」のうちに終わったことの意味は大きい。 続きを読む

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連載エッセー「本の楽園」 第71回 アール・ブリュットの作家たち②

作家
村上 政彦

 アール・ブリュットの代表的な作家のひとり、ヘンリー・ジョセフ・ダーガーは、1892年に米シカゴ市内に生まれた。父はドイツからの移民で仕立て屋を生業とした。ダーガーが3歳のとき、母が女児を出産し、それがもとで亡くなった。妹は里子に出された。
 父は教育熱心で息子が就学するまでに読み書きを教えた。8歳のとき、父が体調を崩して老人施設に入所し、少年は孤児院に預けられた。南北戦争における死者数を教師と論争するほど利口な子だったが、感情障害の兆候が見られ、12歳で精神薄弱児施設に入った。 続きを読む