姿を現した幻の地下宮殿
1974年3月のこと。中国陝西省西安市の郊外で井戸を掘っていた農夫の鍬が、何か硬いものにぶつかった。土の中から出てきたのは、武具をつけた兵士の等身大の俑(よう)であった。俑とは、墓に副葬する人形のことである。 続きを読む
1974年3月のこと。中国陝西省西安市の郊外で井戸を掘っていた農夫の鍬が、何か硬いものにぶつかった。土の中から出てきたのは、武具をつけた兵士の等身大の俑(よう)であった。俑とは、墓に副葬する人形のことである。 続きを読む
ノーベル平和賞を受賞したケニアのワンガリ・マータイさんは、日本で覚えた「もったいない」という言葉を、環境保護の智慧を含んだキーワード「Mottainai」として世界に発信した。
2009年のラマダン(イスラムの断食)期間中にサウジアラビアで放映された『ハワーティル(改善)』というテレビ番組は、たちまち同国の人々を釘付けにし、シリア、ヨルダン、エジプト、イラクなど周辺のアラブ諸国でも反響を呼んだそうだ。
この番組は、学校で生徒たちが掃除をする、時間を正確に守る、順番に並ぶ、落ちていた財布を交番に届けるといった日本人の振る舞いを、驚きをもって紹介しながら、自分たちの社会も日本を模範に〝改善〟していこうという内容だ。 続きを読む