沖縄伝統空手のいま 特別番外編④――沖縄の村棒(下)前田棒の歴史 富本祐宏さんに聞く
男の義務だった村棒の鍛錬 村棒の中で最も有名な地域の1つが現在の浦添市に存在する「前田棒」だ。古くは浦添城を守るために農業と武芸を磨いた地域として知られる前田部落(浦添村)が舞台となった。 前田では棒術をたしなまない […]
男の義務だった村棒の鍛錬 村棒の中で最も有名な地域の1つが現在の浦添市に存在する「前田棒」だ。古くは浦添城を守るために農業と武芸を磨いた地域として知られる前田部落(浦添村)が舞台となった。 前田では棒術をたしなまない […]
6尺棒を使った伝統芸能と武術 2021年の東京オリンピックで正式種目になった空手――。その源流が沖縄にある事実はすでに広く知られるようになった。一方で、空手とともに、棒術をはじめとする古武道の存在もそれと類似している。 […]
団体組手で優勝した劉衛流龍鳳会 2019年初頭にコロナ禍に突入して丸4年。沖縄県空手道連盟(以下、沖空連)が毎年行っていた演武会がことし4年ぶりに開催された(3回は中止)。2017年に県の肝煎りでつくられた沖縄空手会館 […]
最晩年の上地完文を支えた新城一家 現在、沖縄空手の三大流派に数えられる上地流は、中国武術の影響を強く受ける沖縄空手でも新しい流派の一つだ。上地完文(うえち・かんぶん 1877―1948)が中国福建省で学んだ武術を沖縄に […]
草創期の主な弟子たち 戦前、まだ庭先など屋外で稽古するのが普通だった空手の世界で、長嶺が泊(とまり、那覇市)に建てた屋内道場は当時としては珍しいものだった。戦後は牧志(まきし、同市)の仮道場で「松林流」の看板を初めて掲 […]