国際色豊かな大人クラス
子どもクラスの稽古が終わるとそのまま中学生以上の一般クラスに移る。一般クラスは子どもと同じく火・木・土に加え、日曜を入れた週4回(時間は19時から20時半までの1時間半)。
通常の稽古は20人くらいというが、この日は海外からカザフスタン、フランス、イギリス、カナダのメンバーが加わり30人以上の大人数となった。それでもぎりぎり練習できるくらいのスペースが確保されている。
定刻の午後7時をやや遅れてスタート。まずは「サンチン」の型から始まった。子どもも大人も、型はサンチンから始まる。呼吸に力点が置かれ、呼吸と体の動きを合わせることを目的とする剛柔流の基本型だ。
沖縄剛柔流は弟子の系統の流れから大きく3つの系統(比嘉世幸系統、八木明徳系統、宮里栄一系統)に分けられるが、八木明徳系のサンチンは最後の虎口(とらくち、一般には「回し受け」ともいう)を1回しか回さない。 続きを読む