過半数が反執行部勢力に加わる
日本共産党との「選挙協力」をめぐって、立憲民主党が大揺れである。
昨年の参院選敗北に続き今年4月の衆参補選で完敗した立憲民主党では、泉代表ら執行部の責任を問う声が党内から噴出していた。
5月15日、泉健太代表は民放のBS番組に出演。次期衆議院選で150議席を取れなければ代表を辞めると啖呵を切った。そのうえで、
次の衆議院選挙について「あくまで立憲民主党として、まず独自でやるものだ」と述べ、日本維新の会と共産党とは選挙協力や候補者調整を行わない考えを示しました。(「NHK NEWSWEB」5月15日)
と、日本維新の会や日本共産党の選挙協力や候補者調整を否定した。
すると〝壊し屋〟の異名をとる小沢一郎氏らは1カ月後の6月16日、党内に「野党候補の一本化で政権交代を実現する有志の会」を立ち上げた。あからさまな反執行部の動きである。ここに過半数の党所属議員が名を連ねた。
前回の衆議院選で大敗し、昨年の参議院選でも負けた立憲民主党は、全国いたるところに〝浪人〟を抱えている。 続きを読む