人との弱いつながりが〝新たなセーフティネット〟をつくり出す

ジャーナリスト
佐々木俊尚

 変化の渦中にある日本社会。その中で、生き残る術は何なのか。『自分でつくるセーフティネット』の著者・佐々木俊尚氏に話を聞いた。

正社員でも非正規でもない第3の道

 昨今議論されている労働者派遣法の改正案に対して、「正社員への道が閉ざされる」といった批判の声がありますが、昔のような正社員を中心とする社会に戻る理由はもう何もないと思います。 続きを読む

キリスト教徒の論客が読み解く「平和の党」支える哲学――書評『創価学会と平和主義』

ライター
青山樹人

誰が日本の平和を守ったのか

 当代きっての論客である著者の佐藤優氏は、日本基督教団に所属するプロテスタントのキリスト教徒であることを公言している。同志社大学神学部ならびに同大学院神学研究科修士課程を修了して外務省に入省。在ロシア日本大使館勤務、国際情報局分析第1課主任分析官を経て、作家活動に至っている。
 佐藤氏はこの『創価学会と平和主義』(朝日新書)の「あとがき」で、こう綴っている。 続きを読む

2015年始動。山口代表が放った先制パンチ

ライター
青山樹人

安倍首相の新年記者会見

 2015年1月5日午後、伊勢神宮に参拝した安倍首相は神宮司庁内で記者会見を開いた。
 会見で原発再稼働や憲法改正、集団的自衛権の行使容認を含む安全保障法制の整備について考えを問われた安倍首相は、慎重な言い回しをした。 続きを読む

【著者インタビュー】虚偽で形づくられた「江戸しぐさ」の正体とは

歴史研究家/偽史・偽書専門家
原田 実

「こぶし腰浮かせ」と「傘かしげ」の捏造

 公共広告機構(現・ACジャパン)のマナー啓発広告に取り上げられたこともある「江戸しぐさ」は、2014年度から小学校の道徳教材「私たちの道徳」に取り入れられました。文部科学省認定の教材にも出てくる江戸しぐさとは、どんなものなのでしょう。 続きを読む

2014総選挙――国民は賢明な判断を下したか

ライター
青山樹人

右傾化を拒絶した有権者の判断

 第47回衆議院議員総選挙が終わった。
 翌朝、読売新聞は「自公圧勝325議席」、産経新聞は「自公3分の2超 圧勝」と大見出しを打ち、朝日新聞は「自公大勝 3分の2維持」、毎日新聞だけは「自民微減291議席」と出した。テレビも各局ほぼ同じように「与党圧勝」というトーンで報じたように思われる。 続きを読む