コラム」カテゴリーアーカイブ

特集⑳ 核廃絶への世界世論を形成——国連からの深い信頼

ライター
青山樹人

 この記事は『新版 宗教はだれのものか 三代会長が開いた世界宗教への道』(青山樹人著/鳳書院)の発売にともない「非公開」となりました。
 新たに「三代会長が開いた世界宗教への道(全5回)」が「公開」となります。

「三代会長が開いた世界宗教への道」(全5回):
 第1回 日蓮仏法の精神を受け継ぐ(4月26日公開)
 第2回 嵐のなかで世界への対話を開始(5月2日公開)
 第3回 第1次宗門事件の謀略(5月5日公開)
 第4回 法主が主導した第2次宗門事件(5月7日公開)
 第5回 世界宗教へと飛翔する創価学会(5月9日公開)

WEB第三文明の連載が書籍化!
『新版 宗教はだれのものか 三代会長が開いた世界宗教への道』
青山樹人

価格 1,320円/鳳書院/2022年5月2日発売
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第三文明社 公式ページ
 

連載エッセー「本の楽園」 第104回 unlearn(アンラーン)の手引き

作家
村上政彦

 薄い本である。内容も分かりやすい文章で書かれているから、30分もあれば読めてしまう。これは著者の意図したところだろう。
『ゆっくり小学校』――副題に、「学びをほどき、編みなおす」とある。表題からすると、教育書かと思うが、生き方の本だ(生き方について説かれているので、広義の教育書とみることもできるかも知れない)。
「ゆっくり小学校」とは、小学生のための学校ではない。「スロー・スモール・スクール」のことをいう。校長は著者の辻信一。実在する学校ではない。この本そのものがゆっくり小学校の「育ってゆく場所」であり、読者は、ただ受動的に著者の考えを受け止めるだけでなく、読みながらゆっくり小学校の理念を練る作業に参加する。 続きを読む

核兵器禁止条約ついに発効——人類史の新たな出発点

ライター
松田 明

核兵器は〝違法〟との国際規範

 核兵器禁止条約が、この2021年1月22日をもって発効する。核兵器が非人道的であり〝違法〟であると明記する国際規範がここに誕生した。
 現時点で批准しているのはすべて非核保有国であるが、それでもこの一歩は大きい。
 1970年3月に発効したNPT(核兵器不拡散条約)も、発効当時の批准国は47カ国に過ぎなかったが、今では191カ国・地域が加盟している。 続きを読む

公明党が果たす役割――地方でも国政でも重要な存在

ライター
松田 明

唯一の安定した枠組み

 公明党が自民党の要請で連立政権に加わったのは1999年10月5日のことだ。
 北海道拓殖銀行の経営破綻、山一証券の自主廃業、日本長期信用銀行の破産申請など、90年代後半の日本経済は未曽有の危機に陥っていた。
 アジア通貨危機に加え、98年7月の参院選では自民党が過半数割れ。98年9月9日の日銀・金融政策決定会合で速水優・日銀総裁(当時)が、

 大銀行19行ですら、デフォルトを起こしかねないという、考えられもしなかったことが現実化しつつある(「ロイター」2009年1月28日※デフォルト=債務不履行

と深刻な危機感を表明していたと、10年後に公開された議事録で明らかにされた。 続きを読む

広島に「人間主義」の勝利を――政治腐敗と訣別する戦い

ライター
松田 明

佐藤優氏が申し込んだ対談

 公職選挙法違反容疑で逮捕され公判中の河井克行被告。2017年の衆議院選挙で広島3区から自民党の公認候補として当選。逮捕前の2020年6月17日に妻の案里被告とともに自民党を離党している。
 次の衆議院選挙は、任期満了となる2021年10月21日までに確実におこなわれる。
 さる2020年11月19日、公明党の斉藤鉄夫副代表が、この広島3区から立候補することを正式に表明した。
 月刊誌『第三文明』2021年2月号では、作家の佐藤優氏の要請に応じた形で斉藤副代表との「緊急特別対談」が掲載されている。 続きを読む