連載エッセー「本の楽園」 第23回 短篇小説の愉しみ

作家
村上 政彦

 本が好きだ。この齢(半世紀は過ぎました)になると、人並みにさまざまな経験を重ねてきて、何をしてもときめくということは、あまりない。ところが、本を買って、最初のページを開くときには、いつもときめいている。
 なんだろう、この感じは。つらつら考えてみると、そう、恋に近い。 続きを読む

与野党の明暗が分かれた1年――から騒ぎに終始した民進党

ライター
松田 明

暮らしに直結する法律の数々

 12月17日、第192回臨時国会が閉会した。
 政府提出法案は継続案件も含めると24本が成立。議員立法は17本が成立した。
 報道では、TPPやIR(統合型リゾート整備推進)法をめぐる派手な騒ぎばかりが目を引いたが、成立した法律の中には、SNS上での嫌がらせも規制対象に加えた改正ストーカー規制法、がんになっても就労し続けられる道を開いた改正がん対策基本法、休眠預金を社会公益活動への助成に転ずる休眠預金活用法など、国民の暮らしの質を上げる法律が少なくない。 続きを読む

小池知事〝笑顔の握手〟のワケ――「改革」支持した都議会公明党

ライター
松田 明

「連立解消」の衝撃

 日ロ首脳会談が行われた12月15、16日の両日、それとは別にメディアが大きく取り上げたニュースがあった。
 15日に東京都議会が閉会したあと、都議会各会派へのあいさつに回った小池百合子知事が、自民党と公明党に対照的な態度を見せたというもの。16日のTBS系「ひるおび!」は、正午からのトップ項目でこれを大きく扱った。 続きを読む

「野党共闘」は狸の化かし合い――民共それぞれの暗い思惑

ライター
松田 明

連合が5年ぶりに自民と政策協議

 共産党が主導してきた「野党共闘」が、いよいよ断末魔の様相に至っている。
 共産党は、支持率の低迷する民進党や社民党、生活の党(現・自由党)を抱き込んで、4党による「野党共闘」を推し進めてきたわけだが、夏の参院選、都知事選、さらに10月の衆院補選と、いずれも有権者の支持を集めきれず大敗した。 続きを読む

「不都合」を隠したのは誰か――年金国会で醜態重ねる民進党

ライター
松田 明

新聞各紙も改革を支持

 年金制度改革関連法案が、昨日12月14日、参議院本会議で自民・公明両党や日本維新の会などの賛成多数で可決・成立した。
 国民から集めた財源を高齢者に給付していくのが年金制度だ。世代は連続していくわけだから、その財源とは〝すべての世代の共有の財源〟である。 続きを読む