長嶺将真物語~沖縄空手の興亡 第2回 泊という土地柄
腕白少年として泊で生まれ育つ 琉球王国の海の玄関口であった泊(とまり)港。そこに隣接する泊村は、古くから首里城のある首里から四キロほど離れた首里氏族ともゆかりのある地域として、地域共同体の結束が強い場所として知られてい […]
腕白少年として泊で生まれ育つ 琉球王国の海の玄関口であった泊(とまり)港。そこに隣接する泊村は、古くから首里城のある首里から四キロほど離れた首里氏族ともゆかりのある地域として、地域共同体の結束が強い場所として知られてい […]
戦争が空手家たちを襲った時代 県民の4分の1以上が命を落としたとされる1945年の沖縄戦から75年の節目を迎えた。前年10月に那覇市内を中心に襲った米軍機による「10・10空襲」を皮切りに、それから半年もたたない4月1 […]
〝平成の船越義珍〟 47歳になる山城美智が空手を専業にして14年目。サラリーマン時代をへて、33歳から空手のみの生活に入った。 20代半ばから大阪で空手指導を始め、これまで20年近く空手を教えてきた。 沖縄出身者が […]
組んで投げる理論 稽古が始まって1時間がすぎたころ、休憩を入れて後半は投げ技の練習に移る。ここで見たのはいわゆる〝空手の投げ〟というより、沖縄相撲の投げに近かった。組み合った状態からの投げだったからだ。山城美智が説明し […]
本土に広がった沖縄拳法の系統 沖縄を含め現在、国内22都府県に組織をもつ沖縄拳法空手道「沖拳会」(おきけんかい)。本土で空手に関心のある人なら一度は耳にしたことがあるかもしれない。沖縄空手のこの組織が、21世紀に入って […]