宗教団体」タグアーカイブ

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多様性を承認する「トポス」と宗教が果たす役割

北海道大学大学院法学研究科准教授
中島岳志

多様性が担保される社会のかたちとはどのようなものか。

民主主義における「多数者の専制」

 フランスの思想家トクヴィルは『アメリカのデモクラシー』という本で、デモクラシー(民主主義)にとっていちばん重要なのは国家と個人の間のアソシエーション(中間的組織)だと強調しました。労働組合や社会団体、宗教団体といったアソシエーションへの参加を通じて、自分とは違う他者の考え方を尊重し、合意形成していくパブリック・マインド(公について考える気持ち)が醸成されていくのです。 続きを読む

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個人化が進む今だからこそ、中間集団の持つ可能性に期待

学習院大学非常勤講師
新 雅史

国家と個人の中間に存在する中間集団。その可能性と重要性が、個人化が進むなかで注目されている。

中間集団が注目された歴史的背景

「中間集団」の存在は「希望ある社会」の創造を目指す私たちにとって、非常に大きな役割を果たすと私は考えています。 続きを読む

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ポピュリズム政治家と「気分」の政治の危険性

北海道大学大学院法学研究科准教授
中島岳志

日本維新の会などの動きにみる、日本政治の問題点とは何か。

「リスクの個人化」を目指す橋下徹市長

 現在の日本政治の対立軸について①リスクの個人化、②リスクの社会化、③リベラル(自由主義的)な価値観、④パターナル(干渉主義的)な価値観の4象限で考えてみましょう。 続きを読む

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宗教への偏狭な制約は、憲法の趣旨に合致せず

政治評論家
森田 実

宗教的信条をもって人生を生きてきた

 私は、誕生日を迎えると80歳となります。物心ついて以来、人智を超えた崇高なものへの畏敬の念を抱いて生きてきた気がします。墓参りや故人の命日には寺院での法要を行ったり、地域の祭礼に敬虔な気持ちで参加することなどを日常生活のなかで積み重ねてきました。 続きを読む

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「政教分離」の正しい理解なくしては、人権社会の成熟もない

弁護士
竹内重年

 

 信仰者や宗教団体が政治参加することは違憲ではないのかといった疑問を投げかける人がいまだにいるようだ。いわゆる「政教分離」問題である。世界では宗教的思想をもつ政党は一般的だ。ドイツでは宗教政党が国政で活躍し国民の理解を勝ち取っている。 続きを読む