マスメディア」タグアーカイブ

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葦の髄から時評vol.8 繰り返される「現代の神話」――少年法改正に言及した自民党幹部への疑問

ジャーナリスト/編集者
東 晋平

看過できない稲田政調会長の発言

 川崎市で起きた凄惨な中学生殺害事件で未成年が容疑者として逮捕されたことを受けて、与党幹部から少年法を見直す必要があるという発言が出ている。
 朝日新聞は自民党の稲田朋美政調会長と公明党の石井啓一政調会長の発言として、こう報じている。 続きを読む

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「葦の髄から時評」Vol.1 1985年以降――「報道が視聴率を競う時代」の始まり

ジャーナリスト/編集者
東 晋平

日本の報道が変わった年

「芸能の報道化」と「報道の芸能化」――。このことを、ずいぶん以前から指摘されていた社会学者の村上直之さんが、本年(2014年)5月に逝去された。
 村上さんは名著『近代ジャーナリズムの誕生』(改訂版/現代人文社)で知られるジャーナリズム史の泰斗であるだけでなく、ある種の万能人であった。 続きを読む

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【コラム】「デマの回復不可能性」について――情報の「質」を見極めるリテラシー

フリーライター
前原政之

メディアが広めたウソが「事実化」してしまう

 読者諸氏は、以下の話をおそらくどこかで耳にしたことがあるだろう。

〝1956年のアメリカの映画館で、広告業者がある実験を試みた。上映するフィルムの中に、3000分の1秒というごく短い間だけ、「ポップコーンを食べろ」「コカ・コーラを飲め」と書かれた画面を5分おきに挿入したのだ。 続きを読む

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【コラム】「不適切な画像」はなぜ投稿され続けるのか――バイトの悪ふざけが倒産に追い込む時代の病理

ライター
青山樹人

不法行為と炎上の止まらない連鎖

 アルバイト店員らの〝不適切な画像〟がインターネット上にアップされ、批判や抗議が殺到して閉店や倒産に追い込まれるという事態があとを絶たない。
 いうまでもなく、ここにきてなにも急に若者たちのモラルが低下したという話ではなくて、物理的に今までならその場に居合わせた仲間内での悪ふざけでしかあり得なかった行為が、ツイッターやフェイスブック、LINEといったSNSに載せることで、天下周知の逸脱行為に拡大し、次々と〝炎上〟に至っているわけである。 続きを読む

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ネット情報の真偽をいかに見分けるか――ネット社会を生きる知恵

ライター
渋井哲也

デマ情報を打ち消すには〝多数決〟が有効

 世界中のサーバーがインターネットにつながり、膨大な情報を手軽に、しかも瞬時に入手できる時代です。そこには個人がメール感覚で何げなく発信する情報も含まれ、多彩なコミュニケーションの場が無尽蔵に広がっています。利便性がある一方で、誹誇中傷やデマ情報など反社会的な情報も簡単に流されてしまう。それがネット社会です。 続きを読む