歴史認識」タグアーカイブ

日中韓の緊密な連携こそ 東アジアに平和と安定をもたらす

明治大学助教
金惠京

 尖閣諸島問題や竹島問題、従軍慰安婦問題など、いまだかつてない不安定な状況下におかれる日中韓関係。3ヵ国の関係改善に向け、これから目指すべき道とは。

共通の歴史教科書づくりを

 日本外交の展望を開いていくためには東アジア全体の平和と安定を目指していく必要があります。そのためには北朝鮮問題の解決は避けて通ることのできないテーマです。まず前提となるのが日中韓3ヵ国の緊密な連携です。ところが状況は思わしくありません。 続きを読む

新しい「生きるモデル」の構築を急げ!

北海道大学大学院教授
山口二郎

自民党安倍新政権がスタート。希望ある未来構築のために必要な新政権の課題とは何か。

アベノミクスに、浮かれてはいけない

 今の政権運営を見ていると、前回の安倍政権の失敗からかなり学習して慎重な政権運営をしていることを感じます。つまり、野党時代の主張と政権奪取後の言動にいい意味での開きがある。たとえば、安全保障問題や歴史認識の問題などについては、安倍首相本来の持論からはかなりトーンダウンしているわけで、そこには、近隣諸国や国民に余計な心配をかけまいとする現実的な配慮があります。これは評価に値します。
 ただ、期待感が高まっているアベノミクスについては多少疑問を持っています。 続きを読む