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葦の髄から時評vol.20  「永遠性」――ハルビンの収容所で亡くなった女性を描く

ジャーナリスト/編集者
東 晋平

なぜ祖母は死ななければならなかったか

 Eテレ(NHK教育テレビ)のドキュメンタリーで、画家の諏訪敦さんを取り上げた回があった。
 諏訪さんは、非常にリアルで細密な絵を描かれる人だ。番組は、終戦70年の2015年ににむけて、諏訪さんが取り組んだ一枚の絵の誕生を追うものだった。
 それは、終戦のわずか3ヵ月前、1945年の春に満蒙開拓団として満州に渡り、その年のうちにハルビンで死んだ、諏訪さんの祖母の亡骸を描いた作品である。 続きを読む

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「葦の髄から時評」Vol.2 ブッダの思想――1人の思想と言動が、なぜ世界に分かち合われたのか

ジャーナリスト/編集者
東 晋平

世界の中心軸へと発展するインド

 インドには「乾季」「暑季」「雨季」という3つの季節がある。南北3200kmを超す大きな国土だけに一概ではないが、11月から3月までが乾季、4月から5月が気温のもっとも高くなる暑季、6月から10月が雨季になる。 続きを読む