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「反知性主義」の風潮を憂う~慰安婦問題・南京事件めぐって

ジャーナリスト
柳原滋雄

「反日」の言葉が跋扈する時代

 「売国奴」「亡国」「反日左翼」「日本を貶めるな」――。こんな言葉がふつうに目にされる時代になった。特に昨年8月、朝日新聞が韓国での慰安婦狩りを証言した吉田清治氏に関する記事を取り消してからというもの、その傾向が急速に強まり、紙媒体である右派系メディアで、冒頭のような言説があふれるようになった。 続きを読む

【コラム】南京事件の1次資料と3次資料

ジャーナリスト
柳原滋雄

なぜ「南京虐殺」が今も問題になるのか

 1945年8月――。日本が15年におよぶ戦争を終えてから69年目の夏を迎えた。310万人の日本人が犠牲となった先の大戦。東京大空襲や2度の原爆投下などで一般市民も100万人が泉下の人となった。
 日本人は「被害者」としての側面もある半面、アジア太平洋地域では「加害者」としての側面を持つ戦争だった。
 その中の1つに、1937年(昭和12年)、当時の中華民国の首都であった南京が陥落し、日本軍が入城する前後に行われた虐殺事件がある。 続きを読む